ご質問ご回答Q&A

営業部署で新しく入った人でもスキルアップできるシステムとは?

●質問

営業部署のリーダーに新たになったものなのですが、オンライン下での営業で個人差が出ずに皆がスキルアップするようなシステムがあればいいなと思っています。

コロナの影響でテレワークやオンラインにおける業務に移行する中、モノやサービスを売るための営業活動において、デジタル化に試行錯誤されている方も多いと思っています。私の会社でも何らかの手を打ちたいと思っているのですがなかなか手段がなく困っているところです。

質問したいのは営業のシステムについてです。一言で言いますと、営業に関わる成約率というのは人それぞれの個性や経験、知識など簡単に数値化できない個人差のあるスキルによって形作られていると思います。
この目に見えない数値化できないスキルを埋めるようなシステムが出来たらいいのになと思っています。例えば他の部署から配置転換になった人や、新しく入った新人でもそのシステムを使えば、大ベテランの営業マンと同じ成約率になるというものです。夢のようなお話なので叶わないのは百も承知ですが。。

私が今やっているのはできる営業マンが日ごろから習慣化していることを可視化してそのコツを可視化していく、頭のなかを明確に文章化していくことをやろうと思ってはいるものの、日ごろの営業数字も私自身が抱えつつ、部下の面倒も見ないといけないのでそう簡単にシステムができるものではありません。そして、限られた時間の中で完璧なものが作れるかというのも時間と労力が必要だと思っています。

しかしながら、世間の業績のよい企業は同様の課題を持たれているはずで、きっとそれを解決するノウハウがあるのではと感じています。

ベテランでも新人でも、トップセールスとそん色ない結果のでるようなシステムが出来ればと思うんですが、いかがでしょうか。

● 回答

ご質問ありがとうございます。営業部署のなかで、新人もベテランもトップセールスと同等の結果が出るシステムが欲しいと思ってらっしゃるのですね。

新人がトップセールスと同等の結果を出すことは営業部署としても会社としても重要なことですよね。
そのためには、統一された考え方や人間関係の作り方、課題の絞り込み方や提案の仕方、クロージング、アフターフォローの仕方まで一気通貫してあなたの会社の商品/サービスに適したノウハウを構築する必要がありますね。

できる営業マンと一口に言っても、トークで相手に想像をふくらませてもらうタイプや、差し迫っている感覚に追い込んでいくタイプ、高い付加価値を商品から感じてもらうタイプなどさまざまいます。そのバラツキのある出来る営業マンのトークを一本化するのは至難の業です。

大切なことは、再現性のあるノウハウをしっかりと作り上げることです。誰がやっても上手くいくノウハウです。それがシステムといえると思います。この人しかできない、ということでは新人にはできません。つまり各段階において方法を確立していくことが大切だということです。

商談技術やヒアリングや説明の技術は、パソコンのツールではなかなか難しいでしょう。

再現性があって成功している事例から学んで、基礎を抑えたうえでつくりこんでいく必要がありますね。

The following two tabs change content below.
2003年、22歳から営業マンとして18年経験。2017年の配置転換を機に営業ノウハウを体系化。1000件以上の顧客との商談実績。500人以上の営業相談に応じてきた実績。無形商材・有形商材の営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

最新記事 by 木村まもる(逆転営業アカデミー 売上UPマジシャン) (全て見る)

 
営業適正