
押し売りにならない営業の極意|売るのは商品・モノではない!?
営業に苦手意識がある方へ届けたい「営業の本質」
「一生懸命話してるのに、なんで売れないんだろう?」
そんな悩みを抱えている営業パーソンは少なくありません。
実は、営業で大事なのは「説明力」ではなく「聞く姿勢」と「価値の伝え方」。
今回は、押し売りにならず、感謝される営業になるための本質と具体的なポイントをお伝えします。
「物を売るな、価値を届けろ」
営業現場でよくあるのが、商品やサービスの説明に終始してしまうことです。
「この商品は〇〇で、こんな機能があって…」
気づけば、お客様の状況や課題には触れず、一方的に話してしまっていること、ありませんか?
営業の目的は、商品の説明ではなく、
「お客様にとっての価値を届けること」です。
その視点を持つだけで、商談の流れはガラッと変わります。
「聞いてくれる営業」に、お客様は立ち止まる
展示会のブースで見かける典型的な営業トーク。
いきなり商品の説明から入っていませんか?
私たちが実践しているのは、まずはこう聞くこと。
- 「今日はどのようなものをお探しですか?」
- 「今、どんなことでお困りですか?」
たったそれだけで、お客様の反応は一変します。
「話を聞いてくれる人だ」と思ってもらえることが第一歩なんです。
親切でも一方通行なら押し売りになる
「親切に説明しているのに、なぜか響かない…」
その原因は、“独りよがりな説明”にあるかもしれません。
お客様にとって大事なのは、
「自分の話を聞いてもらえること」です。
だからこそ、まずは聞く。
そして、それに合った提案をする──この順番を守るだけで、押し売り感はなくなります。
物売りではなく、“価値の提供”という姿勢
ある移動販売の男性が語った印象的な一言。
「私は物を売ってると思ってません。会いに行ってるんです。」
この言葉に、営業の本質が詰まっています。
お客様が「あなたが来てくれてうれしい」と思ってくれるようになるには、
商品の説明以上に、相手を想う気持ちと接し方が大切なんです。
話したい気持ちを“我慢”することも営業力
営業マンほど商品知識が豊富ですから、つい話したくなるのは当然です。
でも、“我慢すること”も営業の大切なスキルなんです。
- 「まずはお客様に話してもらう」
- 「ニーズを引き出してから提案する」
それだけで、お客様は「必要だ」と自ら感じ、納得して選んでくれます。
5分後アクション|すぐ実践できる3つの行動
今日の内容をふまえて、今すぐできる3つの行動をお伝えします。
- 商談の最初に「何をお探しですか?」と聞いてみる
- 説明前に「現状どんな課題がありますか?」と質問する
- 話したくなったら、「まず聞く」と自分に言い聞かせる
行動が変われば、営業の成果も自然と変わります。
ぜひ今日から実践してみてください。


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