
新規営業が怖いあなたへ|自然に打ち解ける話し方
営業が怖い…その背景と悩み
新規営業が怖い、最初のひと言が出てこない、説明してもうまく伝わらない──
そんな悩み、ありませんか?
実はこれ、昔の私のことでもあります。
営業って辛いし、しんどいし、できれば避けたい。
「今日もまた怒られるかも…」と不安な気持ちで現場に向かっていた頃が、私にもありました。
でも、ある“たった1つのこと”を変えたことで、営業の現場がまったく違って見えるようになったんです。
営業がしんどかった本当の理由
私は昔、説明ばかりしていました。
「この商品はこういう特徴があって…」
「他社と比べてここが強みで…」
でも、まったく伝わらない。
アポは取れないし、断られるし、空気が重くなる。
だから思ったんです。
「トップになって現場に出なくて済むようになりたい」と。
1年でリーダーになったものの、かえって苦しくなったんです。
部下に教えてもうまくいかず、自分で動くしかなくなり「一人でやってた方がマシ」と本気で思いました。
そのとき気づいたんです。
営業が苦しいのは、「伝え方」が間違っていたからだと。
営業は“お役立ち”の仕事のはず
本来、営業は「お客様の役に立つための仕事」です。
商品やサービスが役立つからこそ、存在している。
なのに、営業が「しんどい」「辛い」「嫌がられる」のはおかしい。
その理由は──
「やり方」と「考え方」がズレているからです。
つまり、入り方が逆なんです。
質問から入り、相手のことを聴いて、その上で提案する。
この順番にするだけで、営業はまったく別物になります。
私自身、それに気づくまで15年かかりましたが、
気づいた瞬間からガラッと変わりました。
質問が空気を変える
では、どうすればいいのか?
答えはシンプルです。
「説明メイン」から「質問メイン」に切り替えること
たとえば──
「こんにちは。本日は○○様のことをお聞きしたくて伺いました」
たったこれだけで、表情が緩み、
「ちゃんと話を聴いてくれそうだな」と感じてもらえる。
この“入り方”を変えるだけで、新規営業は怖くなくなります。
さらに、この入り方を練習して定着させると、
営業に対する固定概念がガラガラと崩れていきます。
その結果、「喜ばれ、感謝され、売上も上がる」
という営業の本質にたどり着けるようになるのです。
緊張するのは、練習していないから
「緊張して言葉が出てこない」
「反対されたらどうしようって怖くなる」
それは、ごく自然なことです。なぜなら──
練習していないからです。
素振りなしで試合に出れば打てないのと同じで、
営業も「トークスクリプト」と「練習」が必要なんです。
にもかかわらず、「とりあえず行ってこい」という現場は多い。
これじゃ誰でも怖いのは当然です。
営業に“自信”を持つための第一歩
まずは、「型」を持つこと。
次に、その型を練習すること。
この2つをやるだけで、営業がグッと楽になります。
ある受講生の言葉が印象的でした。
「説明型だった頃は、“今日は何を言われるか…”と毎朝不安でした。
でも今は、“誰と話せるのか楽しみ”になりました」と。
この変化だけで、人生が変わるんです。
とっておきの質問
「今回、お話を聞いてみようと思われた理由って、何かあったんですか?」
この質問は、お客様の内側にある「目的」や「問題意識」を引き出すトリガーになります。
売り込みではなく、“興味を引き出す”最初のひと言です。
5分後アクション
すぐにできるアクションをご紹介します。
- 使いたい“質問”をメモする
- 鏡の前で声に出して練習する
- コメント欄に「使ってみたい質問」を書いてみる
営業ってしんどいから、営業って楽しい!へ。
その第一歩は、たったひと言から始まります。


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