
テレアポの録音を聞き返すと緩急強弱・抑揚が少なすぎました。
● 質問
テレアポの録音を聞き返したところ、緩急強弱・抑揚が少なすぎました。どのようにすれば緩急強弱・抑揚がつけられるのでしょうか?
● 回答
- 区切る箇所にスラッシュ/を書き込む。
- 強調する言葉を太字にする。
この2つをやってみましょう。
区切る箇所にスラッシュ/を書き込む
区切る箇所にスラッシュ/(全角)、/(半角)を入れてみましょう。文章をはじめから終わりまで同じ速さで読み上げるのではなく区切ることで、お客様にも伝わりやすくなるからです。個人的には/(全角)の方が見やすくておすすめです。
たとえば小学生が作文を読み上げる姿を想像してみてください。
- 「私は夏休みにおじいさんのお家にいきました。」のように区切っていないと単調になりがちです。
- 「私は/夏休みに/おじいさんのお家にいきました。」のように区切れば風景をイメージしやすくなります。
ちなみに「、」「。」のあるところは区切るのも忘れないでくださいね。
このように、ほんのちょっとの一呼吸を置くためのスラッシュ/や/を入れてみましょう。
強調する言葉を太字にする
次に、強調する言葉を太字にするについてです。これは強調する言葉をお客様に伝わりやすくするためです。逆転営業では「言葉を立てる」と教えています。強調する言葉以外はササッと言って極端にえいば「消していくイメージ」です。
「お忙しいところすみません。山田工務店の鈴木です。佐藤様でございますか?」の文章のなかで重要なキーワードは何でしょうか?”山田工務店の鈴木”ですね。”山田工務店の鈴木”をややゆっくり目にいいます。それ以外の”お忙しいところすみません”、”佐藤様でございますか?”はササッと早くいいます。ちなみにお客様のお名前はハッキリ言うようにしましょうね。
EXCELやWordを使っているのなら太字にしたり、赤字にしたり、下線を引くのもいいですね。あなたがパッと見てわかればOKです。
「お忙しいところすみません。山田工務店の鈴木です。佐藤様でございますか?」
このようにすることで、大事なキーワードがお客様に伝わるのです。
テレアポスクリプト例にポイント2つを反映
では、テレアポのトークスクリプトの例に、上記の2つのポイントを反映させましたので、下記をご覧ください。
- (感謝の気持ち/謙虚)お忙しいところすみません。山田工務店の鈴木です。佐藤様でございますか?→はい
- (感謝の気持ち/謙虚)お時間少しだけいいですか?→少しなら
- (感謝の気持ちで)ありがとうございます。先日は住宅まるごとナビ(集客サイト)からお問い合わせいただいて/ありがとうございます。資料を送らせていただきましたがご覧いただけましたか?→ちらっとは。
- ありがとうございます。ご感想なんかがもしあれば/お聞きできればと思いまして⋯?→くわしく見てないんですよね。
- そうでしたか。じゃあお時間ある時で構いませんので家づくりのヒントも載せてますし、きっと役立つと思うのでぜひご覧ください。→わかりました。
- ちなみにうちのホームページ/とかって見てもらってます?→いやまだ。
- そうでしたか、失礼しました。ホームページでもいろんな施工例を/載せてますので参考になさってください。→はい。
- ちなみに土地からお探しですか?建て替えですか?→土地からです。
- (共感)なるほど。ご希望のエリアは/どのあたりですか?→◯◯です。
- (共感)◯◯ですね~。いつごろには建てたい/とかイメージはございますか?→まだ考え始めたばかりで。
- (共感)そうでしたか~。(やや真剣に)実はですね、家づくりもコツと落とし穴が/あったりするんですよ。これからいろいろ勉強されると思いますけれども、いま無料の相談会/っていうのをやってまして、家を考え始めた方のための/家づくりのコツと落とし穴の情報をお伝えしているんですね。情報っていうことであればいいですよね?→はい。そうですね。でも、まだどこで建てるとかまでは。
- (謙虚に)うちで建てる建てないは気になさらないでください。情報だけでもお役に立つと思いますので、よければ一度勉強がてら/お越しになられませんか?→はい。そうですね。
- (感謝の気持ちで)ね?いまって予定表とかカレンダー見れます?→はい。会社はどこに?
- (謙虚)ご説明不足ですみません。◯◯市の◯◯町です。→そうなんですね。
- (謙虚に)来週以降でご都合のよいお日にちはどうですか?→◯日の◯時とか
- (感謝と謙虚)大丈夫ですよ。では◯日の◯時にお待ちしておりますので。ご主人も一緒にお見えになりますか?→はい。子どもも一緒に。
- (感謝)もちろん大丈夫ですよ。キッズスペースもありますからご安心ください。→わかりました。
- 念のため、いまお聞きした日時と弊社の地図をお送りしますので。メールで大丈夫でしたか?→はい。SMSのほうが。
- (感謝・謙虚)では携帯電話の090‐◯◯◯◯‐◯◯◯◯にお送りしておきます。きっとお役に立てると思いますので。→わかりました。
- (感謝・謙虚)ありがとうございました。
あなたが自然体で話せることが大切なので、上記にとらわれずにあなた仕様に調整してみてください。
まとめ
まず、上記のようにやってみてください。そのうえで、より自然体でテレアポができるように反復練習してみましょう。最終的には下記のブログの末尾の音声のように自然に話せるように仕上げていってください。


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