価格ではなく価値で売る営業とは?

営業で価格競争に悩んでいるあなたへ

「安くしなければ売れない」そんな思い込みに悩んでいませんか?
でも実は、営業とは“まだ見えていない価値”を信じてお金をいただく仕事なのです。

営業は「価値が見えないうちにお金をいただく仕事」

営業というのは、お客様に“未来の価値”をイメージしていただいて、「きっと良いものだろう」と信じて、先にお金を出していただく仕事です。

例えばパソコン。
性能や使いやすさを聞いて「良さそうだな」と思って買いますよね。

でも本当の価値を実感するのは、その後です。
実際に日常で使って初めて、「これは価値があったんだ」とわかるのです。

つまり、価値は「後でわかる」ものなんです。

営業は“信用の上に成り立つ”仕事

これは車も同じです。
試乗して「いいな」と思って契約しても、納車は1週間後や1ヶ月後。

つまり「この車なら間違いない」と“信じて”お金を払っているんです。

商品そのものではなく、その先にある未来の価値を買っている。
そしてその“価値の確信”は、営業マンの言葉にかかっているのです。

お客様が信じるのは商品そのものではなく──
「この人が言うなら大丈夫だろう」という“営業マンの信頼”なのです。

売っているのは“モノ”ではなく、“未来の価値”

私たちが届けているのは、商品やサービスそのものではありません。

それを手にしたことでお客様の生活がどう変わるのか。
どんな成果や喜びが得られるのか。

お客様は「未来の変化」にお金を払っています。
営業とは、“未来の価値”を届ける仕事なのです。

たとえばリフォーム。
図面で完成形を見せ、契約時点で200〜300万を先払いしてもらいますよね。

その信頼はどこから来るのか?
「この人に任せたら大丈夫」と思ってもらえるかどうかです。

信頼がなければ、価値は伝わらず、契約にも至らないのです。

「価値の担い手」であるという誇りを持とう

営業とは、単なるモノ売りではありません。
商品を通じて、暮らしや仕事を豊かにする“変化のきっかけ”を届けているのです。

私たちは「価値の担い手」なのです。

だからこそ、自分の商品・サービスに誇りを持つ。
中途半端な姿勢では、本来の価値は伝わりません。

お客様の未来を良くするという想いを持って、誠実に向き合う
その姿勢が、お客様の信頼につながるのです。

5分後アクション:価値で売る営業への第一歩

以下の3つを、ぜひ今すぐ実践してみてください。

  1. 自分の商品・サービスの「本当の価値」を書き出してみる
    ──お客様は、それで何が変わるのか?
  2. 「価格」ではなく「価値」を体感してもらう質問を考える
    ──未来の変化・日常のメリットを意識して。
  3. その気づきを一言でもいいので言語化し、誰かにシェアしてみる
    ──コメント欄やメモでもOK!

あなたの「価値」は何ですか?

あなたが届けたい“価値”はどんなものですか?
「こう伝えたい」「こんな変化を届けたい」という想いがあれば、ぜひ言葉にしてみてください。

あなたのその一言が、他の誰かの営業のヒントになります。

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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