ご質問ご回答Q&A

苦手なタイプの顧客が相手になったらどうしようと不安です。

●質問

営業の研修中なのですが、苦手なタイプの顧客が相手になったらどうしようと不安です。

もっというと嫌いなタイプの顧客がいたらと思うと考えるだけで嫌になります。

いままでは内勤だったのでこんなことを考える必要はなかったのですが、営業となると顧客とのやりとりは必須なのでどうしても考えてしまいます。

● 回答

大切なのは「好意」をあなたがもつことです。

好意を持ってあの手この手で試してみましょう。

なぜなら、あなたが相手に好意をもてば、自然と相手はあなたに好意をもつからです。

わたしにもかつて、おなじ営業部署でどうしても気の合わない人がいました。飲み会に行って話をしていてもどこか鼻につくような気がして、長く話をしたいと思わなかったのです。しかし、同じひとつのチームとして仕事をやりくりしていく必要がある以上はコミュニケーションは必須です。

”私から話しかけるように心がけたり”、”私の弱い部分を見せたり”、”失敗談を話したり”、あの手この手で好意をもって距離を縮めていったのです。

最終的には、業務を円滑に回せる程度の雑談はできる平均的なレベルにまではなりました。

いままで内勤としてご経験のあるあなたも、上記のようなことはありませんでしたか?

苦手な人、気のあわない人が社内に一人くらいはいたとしても、業務を円滑に回せるよう工夫をすることでしょう。内勤のときも同じように苦手な同僚はいませんでしたか?

それと同じように、営業の顧客に対しても工夫を重ねて、どのようなタイプの人であっても会話できるようにするのです。

そのために何ができると思いますか?

いますぐにできることは、出会った人に対してこのようなことをやってみることです。

  • 自分から挨拶をする。
  • 笑顔で接する。
  • 自分から雑談を振ってみる。

そうはいっても、「そんなことやってられないよ。営業の顧客だけに愛想を振りまけばいいじゃないか」というご意見もあるでしょう。それができる方はそれでも構わないでしょう。しかし、営業マンの人間性という観点からみると、顧客は営業マンがいくら装っても営業マンの人間性を無意識に見抜いていることがよくあるのです。

普段は人に冷たい態度で接している人が、営業になったときだけ温かい態度で接していても、ほころびがでるものなのです。

もし、このような一つ一つの工夫を行動できれば、あなたの人間力はだんだんと変化していくことと思います。嫌いな人や苦手な人の割合が限りなく小さくなっていくことでしょう。

自分から相手に好意をもって行動して苦手なタイプ、嫌いなタイプを好きにかえていきましょう。

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2003年、22歳から営業マンとして18年経験。2017年の配置転換を機に営業ノウハウを体系化。1000件以上の顧客との商談実績。500人以上の営業相談に応じてきた実績。無形商材・有形商材の営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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