営業職と事務職の違いは何ですか?

営業職と事務職の違いは何ですか?営業職と事務職の性格診断

営業職と事務職の違いについて、わかりやすく解説します。営業職と事務職の役割や業務内容、スキルを比較して、自分に合った職種を見つけましょう。

営業職と事務職の違いは何ですか?

営業職と事務職の違いが知りたい方必見!仕事の役割やスキルについて解説します。あなたに適した職種を見つけるために、ぜひ読んでみてください。

はじめに:営業が「怖い」と感じるのは、あなたが優しい証拠です

こんにちは、木村まもるです。一人でビジネスを立ち上げ、日々奮闘している社長さんから「自分は事務作業の方が落ち着くんです。営業となると、どうしても相手の顔色を伺ってしまって……」という相談をよく受けます。

いいですか。そう感じるのは、あなたが相手を尊重できる「優しい人」だからです。これまでの古い営業=強引な売り込みだと思っていると、足がすくむのは当然。でも、私がお伝えしたいのは、営業とは「目の前の人を幸せにするための愛のプレゼント」だということです。事務も営業も、その根底にあるのは「誰かの役に立ちたい」という純粋な想い。この記事で、その誤解を解き、ワクワクする未来を描いていきましょう!

営業職と事務職の概要|入り口の違いを知る

営業職とは、商品やサービスを提供する企業において、営業目標を達成するために販売やマーケティングを担当する仕事です。一方、事務職とは、企業内部の業務を支援する仕事。事務職には、経理・人事・総務などさまざまな分野があります。

営業職は、直接顧客と接する仕事であり、新規の顧客獲得や既存顧客の拡大などを目指します。一方、事務職は、企業内部の業務を支援するため、社内の調整や手続き・文書作成・情報管理などを担当します。

営業職と事務職の違いは何ですか?

業務内容の違い|何に時間を使っているのか?

営業職と事務職の業務内容は大きく異なります。以下にそれぞれの具体的な業務を紹介します。

営業職の業務内容

  • 新規の顧客獲得や既存顧客の拡大
  • マーケティング戦略の立案
  • 販売計画の策定
  • 商談の進行や契約交渉

食品メーカーの営業職を例に、厚生労働省の職業情報提供サイトでは次のように定義されています。

食品メーカーの工場で生産された自社の製品を取引先(顧客)の売り場で取り扱ってもらえるように提案し、営業活動を行う。食品は、大きく分けると、野菜や精肉、鮮魚等を含む「生鮮食品」と、食品になんらかの加工を施した、パン、菓子類、乳製品、食肉加工、調味料、冷凍食品、レトルト食品等を含む「加工食品」の2つに分けられる。

厚生労働省 職業情報提供サイト 食品営業(食品メーカー)

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト 食品営業(食品メーカー)

事務職の業務内容

  • 社内の調整や手続き
  • 文書作成や情報管理
  • 経理や人事などの専門業務支援
  • 会議やイベントの運営サポート

厚生労働省のサイトで一般事務は以下のように示されています。

企業により仕事の内容は異なるが、主に規則、業務手順書、社内手続などによって定められた定型的な事務作業に従事する。事務作業は多種多様であるが、文書の作成や整理、メールでの応対、発注伝票や受注伝票の作成と管理、各種台帳の管理、生産量や売上高などのデータの入力、社内の各種届出書類の管理などを行う。

厚生労働省職業情報提供サイト一般事務

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト 一般事務

エビデンス:現代の営業に「人間味」が必要な理由

今、なぜこれほどまでに「営業のやり方」に迷う一人社長が増えているのでしょうか。その背景には、社会構造の変化があります。

総務省「通信利用動向調査」によると、在宅勤務(テレワーク)の普及により、不意な電話連絡や訪問へのガードは極めて固くなっています。
URL: https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html

つまり、「ただ電話をかける」「ただ資料を送る」だけの営業は、もはや届かない時代なんです。だからこそ、事務職が持っている「きめ細やかな配慮」や「正確なデータ分析」をベースにした、相手に寄り添うアプローチが不可欠になっています。

役割の違い|どちらが欠けてもビジネスは回らない

営業職と事務職の違いは何ですか?

営業職の役割

  • 商品やサービスを提供することで、顧客の問題を解決する
  • 顧客との関係を構築し、信頼関係を築く
  • マーケット動向を調査し、販売戦略を立てる

事務職の役割

  • 社内の業務を円滑に進めることで、企業全体の生産性を向上させる
  • 経理や人事、総務などの専門業務を担当し、企業内部の業務をサポートする
  • 社内の情報管理を行い、適切な情報共有を促す

ここで大事なのが、「絵に描いた餅」にならないこと。営業がどんなに素晴らしい夢を語っても、事務側での実行可能性(コスト・期間・人的資源)が伴わなければ、お客様に迷惑をかけてしまいます。

中小企業庁 中小PMIガイドライン緊急度重要度実行可能性

出典:中小企業庁 中小PMIガイドライン

スキルの違い|自分の中にある「武器」を見つける

求められるスキルも、似ているようで実は「使う方向」が違います。

営業職の求められるスキル

  • コミュニケーション能力(相手の潜在的なニーズを引き出す力)
  • 商品知識
  • 問題解決能力
  • プレゼンテーション力
  • 自己管理能力

事務職の求められるスキル

  • 組織力や協調性
  • コミュニケーション能力(社内の橋渡し)
  • データ処理能力
  • 忍耐力やストレス耐性
  • 細かい作業の正確性

事務職のFさんは「業務の先に顧客がいると認識できるかが分岐点」と語っています。テレワーク時代の今、画面越しにどれだけ顧客をイメージできるかが、職種を問わず求められています。

テレワーク、在宅で仕事をする人がこれから増えてくる可能性が高い……その中で、必要な技術をアップデートするということが同時に行われていって……スキルアップを要した場での学習というのも進んでいく可能性が高いと思っています。

出典:厚生労働省 第8回今後の人材開発政策の在り方に関する研究会

適性診断|あなたはどちらが向いている?

営業職と事務職の違いは何ですか?

自己診断のためのポイントをまとめました。

営業職が適している人

  • コミュニケーション能力や交渉力に自信がある人
  • 顧客と接することに抵抗がない人
  • 挑戦することに興味がある人
  • 新しいアイデアを出せる人

事務職が適している人

  • 細かい作業を丁寧に行える人
  • 情報管理やデータ処理に興味がある人
  • スケジュール管理や調整が得意な人
  • 他者を支援することが好きな人

厚生労働省のホームページで、10分程度でできる簡易版職業適性テストがあります。客観的なデータを見るのも一案ですよ。

厚生労働省 簡易版職業適性テスト

出典:厚生労働省 簡易版職業適性テスト

事務から営業への異動を打診されたら? 3つの判断視点

最近多いのがこの悩みです。「事務として入社したのに営業へ……」。結論から言うと、即決で断るのも、無理して受けるのももったいない。以下の3点をチェックしてください。

  1. 「なぜ自分なのか」を上司に確認する:あなたの「丁寧な対応」や「正確な事務処理」が、営業の現場で必要とされているポジティブな理由かもしれません。
  2. サポート体制を確認する:同行研修やロープレがあるか。一人で放り出されない環境かどうかが鍵です。
  3. 「拒否した場合」の選択肢を知る:人事方針を冷静に確認することで、落ち着いて判断できます。

営業事務という「第三の道」|最強のサポーターへ

「営業は不安だけど、事務だけだと物足りない」。そんな方には、営業を後方から支える営業事務(セールスサポート)が最適です。

  • 営業マンの見積書作成補助
  • 顧客からの電話・メール対応
  • 受注後の納期調整

数字のプレッシャーを直接背負わずに顧客接点を持てるこの職種は、実は最も営業現場の「実力」が身につく職種でもあります。

FAQ:営業職と事務職の違いに関するよくある質問

事務から営業への異動を拒否することはできますか?

原則、就業規則に基づきますが、強引な異動は会社側にもリスクがあります。感情的にならず、「事務での貢献度」や「キャリアプランの不一致」を論理的に伝えましょう。

事務職のスキルは営業で活かせますか?

間違いなく活かせます!事務経験者の営業は、提案書の美しさやフォローの早さで、顧客から絶大な信頼を得ます。これは「逆転営業」における強力な武器になります。

どちらが将来性がありますか?

AI時代、定型業務は自動化されます。事務なら「業務改善」、営業なら「関係構築」。「あなただからお願いしたい」と思われる人間味を磨くことが、どちらの職種でも最強の生存戦略です。

出口戦略:すべての道は「紹介モデル」に通ず

営業職でも事務職でも、私たちが目指すゴールは同じ。それは、無理な売り込みをしなくても仕事が舞い込む「紹介モデル」の構築です。営業はあくまでそのきっかけを作る「第1段ロケット」に過ぎません。

事務職で培った「誠実さ」を、営業という「愛のプレゼント」に乗せて届ける。そうすれば、あなたはもう「営業が怖い」なんて思わなくなります。

まとめ:明日から実践できる3つのエール

営業職と事務職には、異なる業務内容や求められるスキルがあります。でも、どちらも「誰かを笑顔にする」ための尊い仕事です。明日から以下の3つを意識してみてください。

  • 自分の適性を10分テストで再確認する
  • デスクに座るときは「おなか」に力を入れ、深い呼吸をする(身体から心を変える!)
  • 言葉の後に「半角スペース」の「間」を意識して話してみる

大丈夫、あなたにはあなただけの魅力があります。自信を持って、一歩踏み出しましょう。応援しています!

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

 
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