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はじめての営業 苦しみから抜け出す方法

はじめての営業苦しみから抜け出す方法

人事異動や配置転換、左遷やリストラで急に営業になると、いろいろな葛藤とか戸惑いがあると思います。

例えば、

  • 「まさか営業になるなんて本当に思ってませんでした。」
  • 「営業になって人にモノを売るなんて自分では考えてなかったのに、どうしよう。」
  • 「売上が上がらないと話にならないんです。」
  • 「営業って無理に売りつけるイメージがあって本当に嫌になります。」

などです。

今までと違う部署でこれから行っていくわけなので迷って当然だと思います。

私自身を振り返っても、正直なところ「もう営業が嫌で嫌で仕方ない。」という時期がありました。だからあなたがそう思うことを否定することはありません。

新たな営業部署と言う環境の中で人間関係も新しくなり、「自分が営業として進む道」は本当にこれでいいのかと気持ちが揺れ動いてる最中ではないかと思います。

営業パーソンの傾向

世の中には、様々な営業パーソンがいて、

  • 「営業として売上があればもうそれでいい。」
  • 「別にお客さんのことなんて考えなくたって、売り上げが上がるんだったら何でもやってやる。」
  • 「売りつけることに何も躊躇しないし、何も罪悪感も感じない」

という人も実際にいます。
営業パーソン
しかし、私はいろんな営業パーソンと接していく中で、「お客さんが喜んでくれる喜び」を外した営業パーソンは不幸な人が多いなと感じます。

多くの営業パーソンを見るとこの2つの傾向に分かれるように感じます。

  • 売り上げが上がって心も豊かになって、幸せになっていく人
  • 売上は上がっているけれど心は乾ききって枯れてしまってる人

包み隠さず言うと、後者のようにカラカラに心が乾ききって、見ていて「残念だなあ。」と感じる人が多いです。

後者の方の末路を見ていると、はじめはうまくいっているけれど、だんだん売り上げが上がらなくなってきて、お客様からのリピートもないし紹介もない、最終的には成績とか評価も上がらずに、「営業でも使えないな」という烙印を押されてしまう事例が実際にあるのです。

例えば、あなたのお子様やあなたのご近所の子供から「どんな仕事やっているの?」「営業ってどんな仕事なの?」と聞かれた時に、あなたはどう答えるでしょうか?

  • 「会社で働いていてお客さんに商品を買ってもらって喜ばれる仕事なんだよ。」
  • 「会社で営業という仕事をやらされて、お客さんから嫌な顔ばかりされる仕事だよ。」

どちらがあなたにとって幸せでしょうか?私は前者のように胸を張って子供の目を見て言いたいと思います。

ほんのちょっとした考え方一つなのですが、これだけで営業の仕方が変わってきますし、営業としての成長の仕方も変わってくるのです。

このようにお話をすると、遠回りのように見えるかもしれませんが、実はこれらは本質的なお話なのです。

木村は過去に「売って後悔した」経験がある

しかし、次のような意見もあるでしょう。

  • 「売るためのテクニックを教えてくださいよ。」
  • 「所詮、営業ってテクニックなんでしょ。」
  • 「口八丁手八丁で営業は何とかなるんでしょ。」

売上を上げないと、自分の立場もありますし、人事評価にも影響しますので「とにかく売りたいんです。」という気持ちもよくわかります。私の過去を振り返ると、広告の営業をやっていた時に、売り逃げのように売ってしまって、売って後悔することがありました。売上は上がったけど、何の喜びも感じられない。「罪悪感しか残らない」という経験をしてるのでお気持ちはとてもよく分かります。

そのような方に「営業のテクニックを教えましょう。」と言って教えてたとしても、営業の基礎ができていないと、言ったことは伝わらないし、成長していかないのです。

例えば、船が進む方向を決めるコンパスをあなたが持っているとして、コンパス自体の方角が間違ってると船は全然別の方向に行ってしまうようなものだと私は思います。

あなたの年齢が、40歳、50歳、60歳になって、「この仕事をやっていても意味がないな。」と思うのは、本当に辛いのではないかと思います。

まとめ

しかし、私は悲観的な話をしているわけではありません。あなたのこれからは、決して行き止まりではないのです。もちろん近道をいけるのがベストだと思いますけれども、遠回りしてでも進んでいくことが大事だと私は思います。

あなたが営業という仕事を何のためにやってるのかをもう一度見つめ直してみてはいかがでしょうか。

もし、しっかりとした考え方を身につけることができれば、自ずと成果は出ていくものです。

この営業Q&Aブログを見ていただいている方には、営業として一歩一歩着実に成功できる軌道に乗ってもらいたいなと思っています。

例えば、営業という仕事を通して自分も良くなるし、相手も良くなる、会社も良くなって、あなたの周りも良くなると言うような、考え方もあります。正解はないですし、あなたらしい答えでいいのではないかと思います。

あなたなりの「営業とは」何なのかというのを一度考えてみてください。

こちらが同じテーマで話しているYouTubeの動画です。よろしければぜひご覧ください。

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2003年、22歳から営業マンとして18年経験。2017年の配置転換を機に営業ノウハウを体系化。1000件以上の顧客との商談実績。500人以上の営業相談に応じてきた実績。無形商材・有形商材の営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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