営業の給料が高いのはなぜ?誰でも稼げるわけではない理由を大公開!
● 質問
営業の給料が高いのはなぜですか?
● 回答
多くの人々が営業職に就職する理由の一つに高い給料が挙げられます。
企業のなかで、営業職の給料が高いのか、営業職以外の給料が滞留しているのかの選別も必要でしょう。
厚生労働省のヒアリングで、あるメーカーは
「内勤の昇給が滞留することで、営業職の昇給スピードが上がっている」
ような見方が示されました。
製造D社
- 都道府県を3グループに区分し、G社員(無限定)の基本給の100%、95%、90%の水準で賃金テーブルを設定
- G社員が多く属するT職群(営業、企画、開発等)とL社員(限定)が多く属するS職群(現業、内勤事務等)との間の昇給スピードに差があり、S職群の昇格が滞留することで実質的にG/L社員間の賃金カーブの差が生じる
なぜ営業職の給料は高いのでしょうか?本記事では、営業職が高収入である理由について解説します。
売上に直結する仕事内容
営業職は、企業の製品やサービスを顧客に売り込むことが主な仕事内容です。売り上げに直結する仕事であるため収入も高くなるのです。営業職は顧客との人脈を築くことが重要であり、人脈を活かして新規顧客や既存顧客の取引拡大につなげられれば、高い実績が認められて給料アップにつながることもあります。
目標達成へのプレッシャー
営業職は、売上目標を達成することが求められます。個別具体的な業務を一つひとつクリアするためのプレッシャーと戦うのはよくあること。目標を達成した際には、達成感が得られ、やりがいを感じられます。自己管理能力やコミュニケーション能力がなければ、目標達成は難しいでしょう。スキルが高い人材ほど、高い実績を残せて、給料アップにつながるのです。
市場価値が高い
営業職は、企業にとって欠かせない人材であるため、市場価値が高いと言えます。営業職のスキルは他の業種でも活かせます。営業職での経験がある人材は他の業種でも需要が高く、高い給料を得られるのです。転職に有利な業種のひとつといえるでしょう。
世界で見た日本の人材の価値は、残念ながら低い傾向です。新入社員から一般的な課長職までは年収の差はさほどみられません。一般的な部長職以降は2倍近い大差が開きます。高度経済成長を経てアベノミクスを経験した日本にとって受け入れがたい事実。営業職の年収が高いといっても、世界的にみると成長の余地を感じざるを得ません。
一般的な課長・部長の年収の国際比較
- 民間企業の調査によれば、日本企業の部長の年収は、タイと比較しても約120万円少ない。
- 日本では、優秀な人材に対して、適切な報酬が支払われていない状況。
スキル向上によるキャリアアップ
営業職は、常に市場の変化や競合状況に対応するために、新しいスキルを身に付ける必要があります。デジタルマーケティングやSNSを活用した営業活動など、新しい技術や手法を取り入れることで、より効率的な営業活動が可能になるでしょう。営業職はマネジメント職に昇進できる可能性があり、マネジメントスキルを身に付けることでキャリアアップが可能になります。
ワークライフバランスの維持が難しい
過去には、営業職は長時間労働が当たり前である職種とされていました。近年では労働環境の改善が進んでおり、ワークライフバランスを大切にする企業も増加しています。テレワークやフレックスタイムなどの働き方も広がっており、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能になっているため、ストレスを軽減できることがあります。とはいえ、目標数字に追い込まれて、長時間残業が続いたり、休日も自宅でパソコン業務をしている営業職がおられるのも事実です。
まとめ
営業職が高収入である理由について解説してきました。売上に直結する仕事内容・目標と達成感・市場価値の高さ・スキルアップによるキャリアアップ・ワークライフバランスの改善がそれぞれ理由として挙げられます。高い給料を得るためには、努力やスキルアップが必要であり、競争が激しい業界であることも覚えておく必要があります。今後も、営業職は市場価値が高く、高収入を得られる職業であるといえるでしょう。
木村まもる(逆転営業アカデミー 売上UPマジシャン)
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