
断られない営業術!新規開拓で使えるトーク例
背景:やんわり断られる瞬間にどう対応すべきか?
新規開拓の営業でよくあるのが、やんわりと断られるシーンです。
「すでに他社で話を進めているので…」と言われたとき、どう対応するかで未来が変わります。
実はその瞬間こそ、信頼を得るチャンスでもあるのです。
テーマ①:「断り」をチャンスに変える考え方
「他社で検討中」と言われたとき、多くの営業は機能や価格で対抗しようとします。
しかしそれでは、比較の土俵に乗せられてしまい、差別化が難しくなります。
大切なのは、「お役立ち視点」に立つことです。
たとえば、こんな切り返しが有効です。
- 「そうなんですね。今すでにお話が進んでいらっしゃるのは素晴らしいことだと思います。」
- 「私たちは“選ばれる側”ではなく、“お役に立てるかどうか”を見ていただきたいと思っているので、少しだけ現状をお聞かせいただけませんか?」
比較で勝とうとせず、会話の“質”を高めることがポイントです。
テーマ②:断られそうな場面でのトーク例
実際の営業現場で使えるトーク例を紹介します。
「お忙しいところ失礼いたします。私どもは、御社のような企業様に対して、
システム改善の視点からアドバイスを差し上げている会社です。
今すでにご検討中とのこと、非常に良い流れだと思います。
ただ、導入をより確信あるものにしていただくためにも、
“別の視点”からのご提案という形で、5分ほどだけお話しさせていただければと思いまして…」
このように、相手の意思を尊重しながら、別視点を提供する姿勢が大切です。
テーマ③:競合比較を避け「会話の質」で差をつける
「うちの方が高機能」「価格が安い」ではなく、
「この人の質問は考えさせられる」と感じてもらう会話を意識しましょう。
たとえば、こんな質問があります。
- 「まずは、今どんな理想の状態を目指していらっしゃるんですか?」
- 「その実現に向けて、どんなことが障害になっていると感じておられますか?」
これは、逆転営業術でいう「問題の上位概念に立つ質問」です。
深い会話は、他社には真似できない信頼につながります。
テーマ④:“会いたくなる営業”の雰囲気づくり
トーク内容と同じくらい大事なのが「雰囲気」です。
- 声のトーン
- 明るさ
- 笑顔を声にのせる
私はこんなふうに始めます。
「おはようございます!逆転営業アカデミーの木村と申します。お忙しいところすみません、ちょっとだけお時間よろしいでしょうか?」
この「ちょっとだけ」が心理的ハードルを下げるんです。
テーマ⑤:断られない営業に必要なのは「姿勢」
「売り込み」ではなく、「お役立ち」の姿勢で臨むこと。
その一言、その声のトーンに、“本気の愛情”がのっているか。
今日から変えられるのは、あなたの「姿勢」と「声」です。
ぜひ、愛ある声でお客様に話しかけてみてください。
実践パート:あなたはどんな場面で断られていますか?
新規開拓のどんな場面で「断られやすい」と感じていますか?
- 電話での初回アプローチ?
- 既存取引先への再提案?
- DM送付後のフォローコール?
コメント欄や日報で、あなた自身の「断られパターン」を書き出してみてください。 そこに、営業のヒントが眠っています。


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