
初対面営業で使えるアイスブレイク集3選
初対面営業で信頼をつかむには?
営業の第一印象は数秒で決まります。
その最初の瞬間をどう使うかで、信頼関係の深さが変わります。
ここでは、初対面の商談で自然に会話を弾ませ、相手の心を開く3つのアイスブレイク法を紹介します。
相手自身に関心を持つ「好意」の質問
逆転営業術の基本は「好意・質問・共感」のサイクルを回すこと。
最初のステップである「好意」とは、相手の人柄に純粋な興味を持つことです。
売りたい気持ちよりも、「どんな人なんだろう?」という関心が大切です。
- 「お名刺を拝見しましたが、〇〇様のお名前は何とお読みするのですか?」
- 「御社のホームページを拝見しました。〇〇という取り組みが素晴らしいですね。」
名刺やホームページなど、相手に関する話題から入ることで自然に距離が縮まります。
形式的な雑談ではなく、「あなたに関心があります」というメッセージを伝えるのです。
好意のポイント:温かく優しいトーンで話すこと。表情に柔らかさを意識すると安心感が生まれます。
面会した「動機」を聞く質問
多くの営業は自分の話から始めてしまいますが、それではお客様の時間になりません。
会話の主導権を渡すために、「なぜ会おうと思ったのか」を尋ねてみましょう。
- 「本日はお時間をいただきありがとうございます。ちなみに、なぜ今日はお時間をとってくださったのですか?」
この質問はアポイントの理由ではなく、お客様の心の動機を引き出すためのものです。
「自分の会社をもっと成長させたい」「現状を変えたい」など、未来への想いを語ってもらえるきっかけになります。
お客様が自分の未来とあなたのサービスを結びつけて考え始めたとき、初めて商談は意味を持ちます。
相手の感情に寄り添う「共感」
お客様は「この人は自分を理解してくれている」と感じた瞬間に心を開きます。
それを引き出すのが「共感」です。単なる相づちではなく、感情に寄り添う反応を意識します。
- 「これまでで一番大変だった時期はいつですか?」
- 「それは本当に大変でしたね」「よく頑張ってこられましたね」
お客様の努力や経験を認める言葉は、信頼を一気に深めます。
また、「ほぉ、さすがですね」「なるほどね」といった声のトーンや息づかいでも共感は伝わります。
もし反論や忙しさを理由に断られても、まずは気持ちを受け入れる姿勢が大切です。
まとめ:雑談を“信頼の時間”に変える
初対面営業で成果を上げる人は、「お役立ちの信念」をもって相手に関心を寄せています。
今日紹介した「好意・質問・共感」を意識するだけで、雑談が単なる会話から“信頼を築く時間”へと変わります。
このスキルはセンスではなく、誰でも学習と訓練で身につけられます。
あなたの商談が、温かい信頼関係から始まることを願っています。


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