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自分から話しかけるのが好きではない営業マンに役立つヒント

●質問

私は転職して営業職になったばかりです。

先日、先輩と同行したのですが、私が自分から話をしなかったり、お得意様との食事に行った際に、私が自分から話をしなかったので気になったようです。その先輩から「なんで自分から話しかけないの?」「営業に必要な資質だよそれは」と言われました。

自分から話しかけるのが好きじゃないと営業は務まりませんか?

● 回答

世間一般のイメージでは、自分から話しかけるのが好きな人が営業に向いていると思われがちですよね。とはいえ、営業に向いていないと言われると切なくなりますね。

私が今まで見てきた営業マンのなかで、自分から話しかけるのが好きというタイプは少ないと思います。自分から話しかけるのが好きじゃなくても営業は務まります。聞くことに徹するのです。

なぜなら、営業は聞くことを主体に進めていく後天的なスキルであるからです。
営業マンは自分から話しかけて自分の話をするのではなくて、相手に質問を投げかけて話を聞くことが大切です。

例えば、あなたが相手に話をしようと思って自分の話をしても相手は興味が無ければ話半分でほとんど内容は聞いていないことがしょっちゅうです。自分の話ばかりを並べ立てる営業マンは相手が引いてしまうのです。そんな営業はむしろ不向きともいえます。

でも、あなたが相手に好意や興味を持って、どこのご出身か、どんな趣味か、何でもよいのであなたが聞きたいと思ったことを質問してみるのです。出身は北海道であれば食べ物の話題を振ってもいいでしょうし、趣味がギターであればバンドかなにかやって見えるんですかときいてみてもいいでしょう。

もし、あなたが相手に興味を持って質問できれば会話は無理なく自然と続いていきます。話を持たせようとか、次何を話そうとか余計なことを考える必要はありません。

だから、後天的なスキルとしての質問の技術を身に付けてみてください。

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2003年、22歳から営業マンとして18年経験。2017年の配置転換を機に営業ノウハウを体系化。1000件以上の顧客との商談実績。500人以上の営業相談に応じてきた実績。無形商材・有形商材の営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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