1本のペンを誰にでも売る方法・誰でも欲しくなる3つの秘密
あなたの目の前にあるペンを私に売るにはどのようにすればよいでしょうか?
クロージングには多くの技術と方法があります。本記事では誰にでもペン1本を売る方法の3つの秘密をお伝えします。商品やサービスを売るために必要なポイントをご紹介しましょう。
人は感情で買い、論理で正当化する
人はロジックや論理的な理由だけで購買行動に移りません。感情で買って、論理で正当化します。あなたの人生で買いたいものを思い浮かべてみましょう。車でも家でも何でも構いません。頭に浮かんだら、あなた自身に問いかけてみましょう。なぜ買いたいのか、なぜその商品を手に入れたいのか。なぜトレンドのスーツなのか、流行のネックレスなのか。テレビCMで宣伝している車かもしれない、ハウスメーカーの新しい家かもしれない、長期休暇の海外旅行かもしれません。
もう少し掘り下げてみて欲しいのです。掘り下げてみると、あなたは感情が動いたとき商品を買っていることに気づくでしょう。お金を稼ぎたい、節約したいという欲求のために商品を買うかもしれません。商品を買うことで他人に役立つという寛容さのためかもしれません。企業によっては商品の売上の一部を寄付する場合もあるでしょう。
- 「この商品を買わないとバカにされるから」
- 「この商品を買わないと損をする」
- 「損をしたくない」
という恐れから買うのかもしれません。
ある営業パーソンは、ある有名ブランドのスーツを着たことがありませんでした。映画でジェームズ・ボンドの着ていたスーツは、バーでグラスを片手にするシーンにぴったりでした。数日後、その営業パーソンはジェームス・ボンドと同じブランドの同じデザインのスーツを買ったのです。同じようにスーツを着ると、ジェームス・ボンドのファンとして気分が高まるし、まるでジェームス・ボンドのような気分になったといいます。あこがれの人に少しでも近づきたいという感情が動いたからこそ、購入に至ったといえるのです。
人は商品を買うのではなく、問題から抜け出す解決策を買う
営業パーソンに求められるのは商品を顧客に押し付けることではありません。感情の動くような胸熱ボタンが何かを探ることなの。人はたびたび起こる問題や課題があるから商品/サービスを買うのであって、問題から抜け出す解決策を買いたいのです。営業パーソンが売上をあげられるかどうかは、営業パーソンがどれだけ思慮深く、顧客を理解しているかに比例しているのです。
商品にストーリーをもたせる
100円ショップで買った1本のペンと、モンブランのジョン・F・ケネディ スペシャルエディション ボールペンに、どのような違いがあるでしょうか?同じ1本のペンに違いはありません。同じように手紙に文字を書けて、相手が読む文字に大差はないといっても過言ではないでしょう。商品にストーリーが加わり、ブランドやロゴが取り付けられることで、10倍にも100倍にも価値が高まるのです。
「ストーリーとは何か」を考えることが大切。
- 商品の原点となるストーリーは?
- 創業者がどのように商品づくりをはじめたのか?
- あなたの顧客のストーリーは何なのか?
などです。
まとめ
1本のペンを誰にでも売る方法・3つの秘密ついて見てきました。顧客の感情に焦点を当て、顧客の痛みを理解し、ストーリーを使うことで、誰にでも1本のペンを売れるのです。「人は感情で買い、論理で正当化する」「問題から抜け出す解決策を買う」「商品にストーリーをもたせる」の3つをおさえて営業活動に役立てましょう。
木村まもる(逆転営業アカデミー 売上UPマジシャン)
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