営業が怖いと感じる経営者へ|不安を消す第一歩

営業が怖いと感じる経営者へ|不安を消す第一歩

営業が怖いと感じるのは才能ではなく「仕組みの問題」

営業に苦手意識がある経営者ほど、「断られたらどうしよう」「何を話せばいいのか不安」と感じやすいものです。
しかし営業の怖さは、才能ではなく“やり方”と“準備不足”がつくるもの。ここを整えれば、営業は安心して取り組める仕事に変わっていきます。

営業がしんどいと感じる理由と、その正体

なんて言っていいかわからない。
「反対されたらどうしよう」「断り文句を言われたらどうしよう」
そんな不安を抱えたまま動けない経営者は多いんですね。

本来、営業はお客様から「ありがとう」と喜ばれる仕事です。
それなのに辛い・しんどい・苦しいと感じてしまうのは、やり方や進め方が逆になっているからなんです。

私自身も、一生懸命説明しているのに全然契約にならない時期がありました。
上司から「説明してこい」「アピールしてこい」と言われ、現場で頑張っても結果は出ない。
「営業って難しい仕事だな」と何度も落ち込みました。

トップセールスでも最初から順調だったわけではありません。
辛い、しんどい、大変。それでもやるしかない。そんな時期が確かにありました。

そして気付いたのが、
質問→共感という基本のコミュニケーションの流れを持っていなかった
ということです。

質問から始まり共感を重ねることで、営業は一気に喜ばれるようになっていきました。

営業は「役に立つから存在する」もの

あなたの商品やサービスが存在する理由はシンプルです。
それは「役に立つから」なんですね。

売ることが目的ではなく、役立つことが目的。
つまり、本来は喜ばれて感謝されるはずなんです。

説明中心でしんどくなるのは、順番が逆だからなんですね。
「どう説明すれば分かってもらえるか」ではありません。

お客様の話を聞き、共感し、必要な時に必要な提案をする。
ここが本質です。

伝え方と考え方が逆のままだと、どれだけ努力してもしんどさは消えません。
でもここを変えるだけで、自然と喜ばれ、成果も売上もついてきます。

不安の正体は“準備不足”|構造化されたトークで一気に楽になる

営業の恐怖は「準備不足」から生まれます。

  • 何を話せばいいかわからない
  • どんな流れで話せばいいかわからない
  • 自分ばかり喋ってしまう

これでは緊張して当然ですよね。

しかし構造化されたトークスクリプトがあると、不安はほぼ消えます。
流れに沿って進めればいいので、迷わない。
しかも、お客様中心の会話になるため、自然と信頼関係が築けるんです。

野球も練習なしでバッターボックスに立っても当たりませんよね。
営業も同じで、練習と型が必要なんです。

相談される営業に変わると、押し売り感はゼロになる

説明中心の営業は辛いですが、逆転営業の型に変えると世界が変わります。

  • 押し売り感ゼロになる
  • 相談される立場になる
  • 喜ばれて感謝される
  • 自然と売上が伸びる

営業は売り込みではなく「相談に乗る仕事」。
この発想に切り替わった瞬間、恐怖は一気に小さくなります。

営業が怖いのは才能ではありません。
やり方と準備を整えれば、誰でも喜ばれる営業に変わるのです。

この考え方の転換こそが、不安を消す第一歩になります。

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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