営業が楽しくなる思考法【今日から実践】

営業が楽しくなる思考法【今日から実践】

営業が苦手と感じる人に共通する課題

営業に苦手意識を持つ人の多くは、「自分には向いていない」「性格的に無理」と思い込んでいます。
しかし、実際には営業の成果は性格ではなく方法で決まります。
やり方を学び、正しく訓練すれば誰でも成果を出せるのです。

営業は性格ではなく「役割」

営業は向き不向きではなく、役割です。
「自分はうじうじしているから向いてない」ではなく、営業という役割を理解し、その立場を演じることが大切なんです。
つまり、成果を出す人は“役割の演じ方”を知っている人なんですね。

日常会話と営業会話は目的が違う

友人や上司との会話と営業会話はまったくの別物です。
日常会話では「共感」や「雑談」が目的でも、営業会話では「信頼関係を築き、課題を引き出す」ことが目的になります。

例えば上司とのやり取りではコーチング的な会話が有効ですが、営業の現場でそれをそのまま使うと「詰められている」と感じられてしまうことがあります。
だからこそ、営業には営業特有の会話技術を身につける必要があるのです。

営業は「学習」と「訓練」で身につく

営業の成果を左右するのは才能ではなく、学習と訓練です。
知識だけでは成果は出ません。頭で分かっていても、実践できるようになるには繰り返しの練習が欠かせません。

「分かる」と「できる」は違います。
訓練によってのみ、“できる”に変わるのです。

木村が体験した「練習で変わった瞬間」

私も22歳で営業を始めた頃は、何もわからず失敗ばかりでした。
上司に叱られ、鞄の持ち方や立ち方まで指摘される日々。
本を読んでも成果は出ず、どれだけ勉強しても現場では通用しませんでした。

そこで、「これはいかん」と思い、営業トークスクリプトを自作しました。
お客様の立場に立ち、質問を中心に組み立てたトークを、毎日声に出して練習。
家を出る瞬間から駅までの間も、ずっと練習を続けました。

その結果、3ヶ月後には全国MVPを受賞
人と話すのが苦手だった私でも、訓練で変わったんです。

営業の本質は「売り込み」ではない

多くの営業法がありますが、私は「最後に契約を迫る」やり方には反対です。
お客様に圧をかけても感謝は生まれません。
営業とは、お客様に“役立つ”ことを提案する仕事です。

正しい方法を学び、訓練すれば、誰でもお客様から喜ばれる営業になれます。

トップセールスが続けていること

成果を出し続ける人ほど、練習を怠りません。
初心者ほど「学ぶ」で止まり、熟練者ほど「訓練する」を続けています。

九九を思い出してください。
小学生のときに何度も練習したから、今も自然に言えるんです。
営業も同じ。繰り返して自然に口から出るまで練習する。
これが“身につく”ということです。

営業は訓練で誰でもできるようになる

10回、20回の練習では足りません。
100回、200回と繰り返して自然に言葉が出てくるまで練習する。
そうすれば営業は怖くなくなり、自分らしさが出てきます。

営業は向き不向きではなく「やるかどうか」。
「自分には無理」と決めつけるのではなく、「できる方法を身につけよう」と考えてください。

まとめ:営業は誰でもできる

営業は才能でも性格でもありません。
正しいやり方を学び、実践すれば、誰でも成果を出せます。

諦める人は「自分には向いてない」と言いますが、行動する人は「やり方を身につければできる」と考えます。
この違いが成果の差になります。

営業は正しい方法でやれば誰にでもできる。
そして、やれば必ず楽しくなります。
今日から一歩、訓練を始めましょう。

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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