ヒアリング力を爆上げするトレーニング方法
聞いているのに「聞いてない」と言われる原因とは?
営業で「ちゃんと聞いてるのに、なんか伝わらない」と感じたことはありませんか。
それは聞き方ではなく、“反応の仕方”に原因があるかもしれません。
言葉だけのリアクションではなく、心のこもった反応が信頼を生むのです。
“共感の前にリアクション”を入れる重要性
営業では「共感が大事」とよく言われますが、実際は共感の前に小さなリアクションを入れることが鍵です。
この一瞬の反応で、お客様との距離が一気に縮まります。
「うん」「へえ」「ああ、そうなんですか」――この小さな反応が“聞いている感”を伝えるんです。
「なるほど」と言えばいいわけじゃない
多くの人が「なるほどって言えば共感になる」と思っています。
しかし、言葉だけの『なるほど』は深くないんです。
大げさに言っても、心がこもっていなければ相手には伝わりません。
大事なのは“深く感じること”であって、“大きく表現すること”ではないのです。
逆転営業術の3ステップ:好意→質問→共感
営業では、質問の前に“好意”が必要です。
「相手の役に立ちたい」という思いを持って質問し、その答えに“共感”を返す。
この流れを意識することで、自然と会話の深さが変わります。
形式的なリアクションではなく、心の姿勢が問われているのです。
リアクションが共感を支える
「そうなんですか」と言葉だけを繰り返しても、冷たく聞こえてしまいます。
共感の前に入れるリアクション――これが温度を生むんです。 
たとえば、お客様が「最近ビーフシチュー作ったんです」と言ったとき、
「そうなんですか」だけでは冷たく聞こえますが、
「え、最近ビーフシチュー作ったんです」「あ、うん」「すごく美味しかったんですよ」「へえ、そうなんですか!」
と反応を重ねるだけで、会話があたたかくなるのです。
ホップ・ステップ・ジャンプ反応法
このリアクションを「ホップ・ステップ・ジャンプ」と呼びます。
「うん」「うん」「へえ、そうなんですか」――3段階の反応です。 
声に出して練習すると気持ちが入りやすくなります。
録画して自分の表情や声を確認するのも効果的です。 
“無反応”は信頼を失う
無反応だと、どうしても冷たく聞こえてしまいます。
しかし、小さな反応があるだけで、「この人は本当に聞いてくれている」と感じてもらえる。
リアクションとは、相手への興味と好意の証です。 
心を込めた反応をする人に「大げさですね」と言われることはありません。
むしろ「本当に話を聞いてくれてる」と信頼されるのです。
今日からできる実践トレーニング
会話の中で「私は今リアクションできてるかな?」と意識してみてください。
「うん」「へえ」「あ、そうなんですか」――たったこれだけで印象が変わります。
日常会話でも取り入れると、あなたの“聞く力”が自然に磨かれていきます。 
共感はテクニックではなく、相手を想う心から生まれるもの。
その最初の一歩が、リアクションなのです。
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