売れない営業トークを劇的に改善するチェックリスト

営業が伸び悩む原因とは?

営業で成果が出ないと感じるとき、多くの場合は「商品」ではなく「話し方の型」に原因があります。
つまり、自分のトークが説明に偏っていないか、相手の心を動かす質問ができているか。
ここを見直すだけで、大きな改善が期待できます。

説明ばかりしていないか?

売れない営業の典型は「説明中心のトークスクリプト」です。
商品の特徴やメリットを一方的に伝えるやり方ですね。

説明中心のトークは、興味の薄い相手には響かず「売り込まれている」と警戒されるリスクがあります。

だからこそ、まずは「相手の興味を高める」ことに力を注ぐ必要があります。

質問で興味を引き出せているか?

成果を出す営業が実践しているのは「質問中心のトークスクリプト」です。
お客様に質問を投げかけ、現状や課題、望んでいることを引き出すことで、相手は自分ごととして考え始めます。

ロープレ例:説明中心のトーク

営業役「今日はお時間ありがとうございます。
当社は〇〇という商品を提供していまして、こういう場面で役立つんです。具体的にはこの機能がこんな特徴でございまして…」
お客様役「はぁ、そうなんですね…」

ロープレ例:質問中心のトーク

営業役「今日はお時間いただきありがとうございます。
私どもはこの分野を扱っておりますが、現状はいかがですか?
どんな課題を解決したいとお考えですか?」

→ すると相手が自然に話し始め、自分の課題を深掘りしてくれる。

説明ではなく質問を起点にすることで、相手の欲求を引き出せるのです。

焦点は“商品”ではなく“人”に当てる

説明中心の営業は「商品」にスポットが当たっています。
一方、質問中心の営業は「人」にスポットを当てます。

人は「思う→考える→行動する」という順で動きます。
だからまず「思い」を聞き出し、「考え」を整理してもらう。
すると「行動=購買」が自然に生まれるのです。

チェックリストの最初の1項目はこれです。「商品を語っていないか?相手の思いを聞き出しているか?」

これだけで営業トークは劇的に変わります。

まとめ:改善の第一歩はチェックリストから

ここまでで「説明中心」から「質問中心」に変えるだけで、営業トークが大きく変わることが分かったと思います。

自分のトークと照らし合わせて、改善ポイントを確認してみてください。

改善の気づきは小さな一歩から始まります。
今日から1つでも実践してみましょう。

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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