顧客満足度を高める営業トークのコツ

顧客満足度を高める営業トークのコツ

営業のスタートでつまずいていませんか?

営業の成果は「第一声」で決まることが多いです。
にもかかわらず、多くの営業マンは訪問や来店などのシーンに合わせた整理をせず、同じ話し方をしてしまいます。
その結果、信頼を得られずに商談が空回りすることも少なくありません。

おさえてほしい基本原則

人は「自分の思った通りに動きたい」と考えるものです。
だから相手を無理に動かそうとすると、かえって壁を作ってしまいます。
お客様自身が自然と動き出す流れをつくることが、満足度を高める営業の出発点です。

自分の営業スタイルを整理する

営業には訪問・来店・飛び込みなど、さまざまな形があります。
しかし多くの方は、自分の営業スタイルを整理せず、すべて同じように話してしまいます。

訪問営業なら「なぜ自分が来たのか」を伝えることが重要です。
一方で来店営業では「お客様が何を解決したいのか」を素早く聞き出す必要があります。

業界ごとにも違いは出ます。
例えば不動産や建築の営業では「お客様の人生を支える買い物」として伴走する姿勢が不可欠。
保険や車の販売では「長期的な安心」を届ける意識が大切です。

まずは自分の営業の“型”を整理することが第一歩です。

お客様の気持ちを理解する

お客様はどんな気持ちで目の前に来ているのか。ここを外すと満足度は上がりません。

例えば歯科医院の患者さんは「痛みを何とかしてほしい」という切実な思いで来ています。
必要なのは詳しい説明ではなく、「よく来られましたね」「すぐ直しますから安心してください」という労いと安心です。

一方でコンサルタントやセミナー講師に相談するお客様は、「成果を出せそう」と思える説得力を求めています。
場面ごとに求められる言葉は変わるのです。

トークスクリプトを作る

「理解しているつもり」では伝わりません。
だからこそ、言葉にして準備し、練習しておくことが重要です。

特に最初の数十秒は勝負どころ。
訪問営業なら「訪問理由を明確に伝える第一声」。
来店営業なら「要望を即座に引き出す質問」。
歯科なら「労いと安心を届ける一言」。

こうした第一声をスクリプト化して準備しておくことが、信頼を一気に高める近道です。

まとめ

顧客満足度を高めるための3つのポイントは以下の通りです。

  • 自分の営業スタイルを整理する
  • お客様の気持ちを理解する
  • トークスクリプトを作って練習する

営業は「気持ち」だけでは続きません。
型となる言葉を準備し、繰り返し練習することで、どんな場面でも自信を持って対応できるようになります。
その結果、お客様の満足度も信頼度も自然と高まり、売上アップにつながっていきます。

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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