営業が苦手なあなたへ。克服する超シンプルなコツ

営業が苦手になるのは「やり方」と「考え方」の問題


営業がつらい、しんどい、難しいと感じるのは、スキルや性格のせいではありません。やり方と考え方がズレているだけです。

営業とは「相手に役立つものを提供する」行為。本来は感謝される仕事のはずです。

それでも「怖い」「逃げたい」と感じるのは、伝え方やアプローチの仕方が間違っているから。

営業は「説明」ではなく、「価値を理解してもらう」こと。ここを誤解すると、ずっと苦しいままです。

「考えるな」ではなく「書き出せ」


「考えすぎて動けない」人は多く、怖さや不安が頭の中で膨らみ、動けなくなります。

「考えなければいい」と頭では分かっていても、脳の“非常ブレーキ”が不安を増幅してくる。

だからこそ提案したいのが「書き出す」こと。

受講生が使っている「課題解決シート」では以下のようなステップを実践しています。

  • 今の現状を言語化する
  • 相手の欲求と自分の意図を書く
  • 行動を止めている“ネック”を洗い出す
  • 行動をスモールステップに細分化する

頭の中で考えるだけでは、思考はループし続けます。紙に書くことで思考が止まり、行動に移れるのです。

紙でなくてもスマホ入力でもOK。自分に合った方法で始めてみましょう。

5秒ルールで「考える前に動く」


次は「動く」ステップ。ただ、ここにもまた思考のブレーキがかかります。

そんな時に使えるのが「5秒ルール」。

やらなきゃと思った瞬間に、
5、4、3、2、1、0!で動く。

これは元弁護士のメル・ロビンス氏が提唱した方法で、世界中で100万部以上売れたベストセラー『The 5 Second Rule』でも紹介されています。

脳は「やろう」と思ってから5秒以内に行動しないと、やめようとする性質があります。

5秒ルールを活用すれば、やる気を待たずに行動できる人になれます。

感情は選べない。でも行動は選べる


営業でよくある悩みは「緊張して声が出ない」「不安で動けない」というもの。

でも、こう考えてみてください。

  • 緊張していても、第一声だけは出せる
  • やる気がなくても、資料を1枚配れる
  • 不安があっても、笑顔で挨拶はできる

感情は選べない。でも、行動は自分で選べる

ウォルト・ディズニーの言葉にもこうあります。

「考えるのをやめて、行動を始めよ」

頭の中で考えているだけでは何も変わりません。動いてこそ、現実が変わっていくのです。

変化とは、「1ミリ」の積み重ね


ここまでのまとめです。

  • 営業がしんどいのは「考え方」と「やり方」のズレ
  • 思考は紙に書き出して止める
  • 行動はスモールステップで設計する
  • 第一歩は5秒ルールで始める
  • 感情に左右されず、選べるのは行動

そして何より大切なのが、

「変化とは、1ミリの積み重ねでしか起きない」

たった1ミリでも、小さな一歩を今日踏み出してみてください。

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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