営業の先輩の”顧客を落とす”という表現がしっくりきませんでした。
●質問
営業で先輩から「顧客の落とし方について話そう」という話をされました。
”顧客を落とす”という表現が私にはしっくりきませんでした。これが営業の文化なのかなと思っています。
営業マンは誰しもそのような感覚なのでしょうか?
● 回答
少なくとも私は、顧客を落とすという表現は使いません。
あなたの先輩がどのようなお考えでこの言葉をお使いなのかはわかりませんが、私は、”顧客への感謝や尊敬の気持ちが感じられない”と思いました。
なぜなら、「落としてやろう」と思っていると、何かの拍子で顧客に伝わってしまうと思うからです。一見、うまくいっているように見えても、表情や雰囲気、会話のテンポなど、どこかに現れてくるものなのです。
私がもしそのような考え方で営業を続けていたら、仕事のやりがいを感じにくくなると思います。
例えばここに2枚の金のメダルがあったとします。どちらも同じようにキラキラと金色に輝いているように見えて、実はそのうち1枚はただの金メッキだったという残念な感覚です。人の役に立とうと思っている営業マンは純金のように輝き続けるものです。
一方で、「それが営業ってもんでしょ?」という意見が、あるのも十分理解できます。私も先輩や周囲から同じような話を聞いたことがあります。
しかし、これだけは頭に入れていただきたいのですが、 あなたが営業としてやってきたいのなら、”落とそう”という意識では長い目で見ると失敗する可能性のほうが高いということです。
言い換えると、あなたの土台にある考え方を、しっかりと持つ必要があるということです。もしそれができれば、周囲の言葉に左右されにくい自分になって行くと私は思います。
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木村まもる(逆転営業アカデミー 売上UPマジシャン)
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2003年、22歳から営業マンとして18年経験。2017年の配置転換を機に営業ノウハウを体系化。1000件以上の顧客との商談実績。500人以上の営業相談に応じてきた実績。無形商材・有形商材の営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。
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