左遷で営業職。同期に先越され、正直もうやりたくないです。
●質問
法人営業の部署に左遷になりました。
まだ1ヵ月もたっていませんが同期のほうはすぐに売り上げがあがりました。先越された感じでつらいです。
私はまずお客様に話を聞いてもらうだけで精いっぱいです。
営業職は正直もうやりたくないと思っています。
対処法を教えていただきたいです。
● 回答
営業はもうやりたくないと思っておられるのですね。
同期に先越されたと感じると自分と比較してしまってやりたくないと思うのも当然だと思います。
そのなかでも対処法を知りたいと前向きにとらえられるのは素晴らしいなと感じます。
まだ部署異動して1ヵ月もたっていないということですので、諦めるのはまだ早いと私個人としては思います。
身体的、精神的に不調を感じているのであれば話は変わってきますが、対処していきたいと思っておられると文章からは感じます。
話を聞いてもらうのではなく、話を聞くという姿勢に変えてみると良いと私は思います。
たとえば、あなたが車が欲しいと思ってカーディーラーに入ったとします。営業マンが話を聞いてもらおうとパンフレットでいきなり説明しだすと話を聞く気になれないこともあるでしょう。車が欲しいと思った経緯や背景を聞いてもらえると、すんなり説明が入ってくると思います。
良好な人間関係を築くには綿密なコミュニケーション力が不可欠です。その中でも「人の話を聞く」ということはとても大切なもので、その重要性は多くの場所で頻繁に取り上げられていますね。
出典:東洋経済オンライン 2015/10/19 本当の「傾聴力」は、内容の9割を聞き流す力だ
しかし一方で、「話を聞くのは無駄。単刀直入に説明したい。」という意見もあるでしょう。それで売上があがって順調にいけば良いと私も思います。ただ、説明だけで成果が上がらない場合は、説明の質を高めるか、ニーズ把握の質を高めるかを検討する必要があると思います。
話を元に戻しますが、あなたの現状の対処法として、そのほかにも選択肢は山のようにあると思いますので参考にしてください。
- 営業スキルを学ぶ。
- 先輩や同期の真似をする。
- 仕事に慣れるまでやる。
- 自己肯定感を高める。
- 転職の検討を始める。
- 部署異動を考える。
などです。
実際に営業として生き残っていくのは簡単ではないと思います。
下記は2019年に発表されたデータになりますが、人材不足は営業職が最多で、人材不足の原因は退職による欠員が過半数という結果が出ています。
直接の因果関係までは不明ですが関係性はあるのではと個人的には感じます。
「人材が不足している部門がある」と回答した企業に不足している職種を尋ねると、「営業職(営業、MR、人材コーディネーター他)」(35%)が最多でした。営業職は募集人数が多い部門のため、各社採用に苦戦しているようです。
「人材が不足している部門がある」と回答した企業に人材不足の原因を伺うと、トップは「退職による欠員」(57%)でした。次いで、「中途採用で人員確保ができなかった」(51%)が続きます。
もし、営業スキルを磨くことができれば対処できると個人的には感じます。あなたが何を優先するかで大きく方向性が変わってくると思います。
あなたがやりがいを持って働けるようにじっくり考えてみましょう。
木村まもる(逆転営業アカデミー 売上UPマジシャン)
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