物流から営業に異動。教えてもらってない内容で叱られる。
●質問
社会人５年目の男性です。総合商社で働いております。
入社当時から４年間は物流の業務をしておりました。５年目になって初めて人事異動があり営業に配属になりました。
私は大学時代は体育会系の部活に所属していたため、営業は何とかこなせると思っていました。
しかし、実際配属になってみるとろくに仕事を教えてもらえず、教えてもらえない内容で叱られている毎日です。
このような状況を打開するにはどうすればよろしいでしょうか？
● 回答
あなたが自分から行動を起こすことだと私は思います。
なぜなら、会社がすべてを教えてくれるわけではないと思うからです。厳しいことを言いますが、営業としてやっていくために必要なことが３つあります。
- 会社の指示を待たないこと
- 受け身にならないこと
- 自分から仕掛けていくこと
では具体的にあなたがどんなことをやるべきなのでしょうか。
例えば次のようなことです。
- 集客～契約～成約～販売後まで一通りの流れを説明できること
- パンフレットを一通り問題なく説明できること
- 営業マンとしての持ち物を準備できていること
- 何を知るべきかを書き出して網羅しておくこと
- よくある質問にきちんと回答できること
- 過去のトラブルと対応方法の事例を知ること
最低限このようなことは知っておくべきことになります。
異動する前の部署が、手取り足取り教えてくれる部署であった場合、新しく配属された営業部署では文化の違いに違和感を感じることでしょう。
「会社がすべてを教えるのが本来の筋じゃないか」という意見も理解できます。しかし、会社のマンパワーがそこまで割けない場合、事案が起こってから事後対応になってしまうのはよくあることです。それを防ぐための行動をしているかとうかが問題になると私は思います。
あなたが受け身にならずに積極的に情報を収集していくことです。今の会社で乗り切るためには受け身になってはならないと私は思います。
あなたがもしこのようなことができれば、上司から一目置かれ、心配されたり、不安に思われたりすることも無くなっていくでしょう。
ですから、できる対策を全て対応していきましょう。事前準備をどれだけできるかが、この状況を乗り越えられるかカギになります。
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木村まもる（逆転営業アカデミー 売上UPマジシャン）
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2003年、22歳から営業マンとして18年経験。2017年の配置転換を機に営業ノウハウを体系化。1000件以上の顧客との商談実績。500人以上の営業相談に応じてきた実績。無形商材・有形商材の営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。
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