ご質問ご回答Q&A

営業に異動になりましたが、穏やかな性格で会話ができるか心配。

●質問

私は人事異動で別の部署から営業職になりました。

私のイメージでは、営業は情熱的な人が多く、あの手この手で顧客を口説き落とすという印象があります。

しかし、私はどちらかと言うとおとなしい性格で穏やかなタイプです。人との言い争いをしたりすることもありませんし、議論するのももさほど得意な方ではありません。

私の営業のイメージと私自身の性格がほど遠いので、これからどうしたものかと途方にくれています。 穏やかな性格は営業に向いてないのでしょうか?

● 回答

あなたが持っている営業のイメージと、あなた自身の性格の違いを感じて、途方に暮れているのですね。

穏やかな性格でも営業は問題なくできます。実は、私も性格は穏やかで人との争いごとなどはすごく苦手です。人と議論をするのも得意な方ではありません。

営業は後天的なスキルであり習得できるものと私は思います。信じがたいかもしれませんが、性格や向き不向きに関わらず、どんな人であっても成果をあげることができるのです。

なぜなら、土台となる理論があって、それを実践する方法があるからです。

例えば、 顧客との会話のなかで口説き落とすというと「性能がいいですよ。」「実績がありますよ。」「いま特別価格でお買い得ですよ。」 などと売り込むことになりますよね。 そのような営業をしていると、商談の後はグッタリ、自分が疲れて、次に商談に行くのが嫌になって行きます。顧客に売り込んでを断られ、売り込んでは断られ、を繰り返して神経をすり減らします。

一方で、理論と実践を兼ね備えて営業活動をしていると、顧客へのお役立ちを大切にできるようになります。 お役立ちしようと思って話し合う姿勢で商談にのぞめば、顧客もそれを感じ取るのです。顧客は心のなかで無意識のうちに「この営業マンは心底わたしの立場になって考えてくれている。」と自然と感じるものなのです。

もしそれが出来れば、顧客は他の誰でもなくあなたから商品サービスを買いたいという気持ちになってくるのです。そして購入した後も熱心に商品サービスを活用してあなたを応援してくれる存在になってくるのです。紹介も自然と生まれてきます。

ですので、性格が穏やかだからと言って気にする必要はありません。きちんと学んで進んでいけば必ず成果を出すことが出来ます。

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2003年、22歳から営業マンとして18年経験。2017年の配置転換を機に営業ノウハウを体系化。1000件以上の顧客との商談実績。500人以上の営業相談に応じてきた実績。無形商材・有形商材の営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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