営業が楽しくなる!売らずに売る思考法

営業が楽しくなる!売らずに売る思考法

売り込み感ゼロで自然に「欲しい」が生まれるプロセスとは?

相手が「売り込まれている」と感じた瞬間、どれだけ素晴らしい商品でも心には届きません。
しかし、悩みや目的を深く理解できれば、商品は“手段”として自然に価値を持ち始めます。
その瞬間こそ、営業が楽しくなるタイミングでもあるのです。

商品ではなく“解決策”を提案する思考法

商品を前に出しすぎるほど売り込み感が強くなり、お客様は心を閉ざしてしまいます
大切なのは、商品そのものではなく「どんな悩みを解決できるか」です。

相手の目的や欲求を深く理解した上で伝えるからこそ、商品が“手段”として初めて価値を持ちます。

説明は最初の10〜15秒で十分

自己紹介と軽いサービス説明をサッと済ませたら、すぐに本題へ切り替えます。

  • 「ところで、少しお話をお聞かせいただいた方が…」
  • 相手の目的・悩みを丁寧に掘り下げる
  • “商品から相手へ”視点を切り替える

この切り替えによって、お客様のスイッチが入り、自然に会話が続いていきます。

お客様の立場に立つと“欲しい”が勝手に生まれる

相手は基本、自分のことしか興味がありません。
どれだけ素晴らしい商品でも、悩みや目的が分からないまま聞かされれば刺さりません。

だからこそ、
「何を解決したいのか」「どうなりたいのか」を丁寧に深掘りすること
が重要なのです。

すると、商品の提案をする前の段階で欲求が高まり、
「それ欲しいです」と自然に言われる状態が生まれます。

“売らずに売る”ための3つのステップ

  1. 相手の悩み・目的を深く理解する
  2. その目的を達成する“解決策”を提示する
  3. 最後に、その解決策を叶える手段として商品を紹介する

この順番こそが、押し売りゼロで決まる営業の本質です。

未来像を描くと「欲しい」が加速する

最後に、お客様と一緒に“解決した後の未来”を描いていきます。

  • 「もし解決したら、どんな状態になっていそうですか?」
  • 「どんな気持ちになっていそうですか?」

未来が具体的に見えるほど、欲求は一気に高まり自然に「欲しい」になるわけです。

“商品は後からついてくる”という発想

悩み → 欲求 → 解決策 → 手段(商品)
この順番を守るだけで、売り込み感は完全になくなります。

そして相手は「自分で決めた」と感じてくれるため、納得度・満足度が圧倒的に高まります。
営業が楽しくなるのは、この瞬間です。

今日から意識すべきたったひとつのこと

商品を売るのではなく
“お客様が求めている解決策を一緒に見つける”
ここに集中するだけで、営業は驚くほど軽く・楽しくなります。

商品は最後でいい。
まずは“相手の目的”を深く知りにいきましょう。

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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