初対面営業で緊張しない方法|沈黙・緊張を打破する集中力のポイント

初対面営業で緊張してしまうあなたへ

初めてのお客様との商談。緊張して言葉が出てこない、沈黙が怖い…そんな悩みを抱えていませんか?

このページでは、営業初心者はもちろん、ベテラン営業でも陥りやすい「緊張」の正体と、その乗り越え方をお伝えします。

緊張の原因は「自分目線」

緊張の根本原因は、スキル不足ではありません。

「自分がどう見られているか?」という意識が強くなりすぎると、人は緊張してしまうものなんです。

  • 何を話せばいいか分からない
  • お客様が黙ってしまって焦る
  • 沈黙が怖くて喋りすぎてしまう

これらはすべて、意識の矢印が「自分」に向いてしまっている状態です。

視点を変える|緊張せず話せる営業マインドの使い方

緊張を打破するための一番のコツは──
「自分ではなく、相手に集中する」ことです。

お客様の目を見て、うなずきながら真剣に話を聞く。この姿勢だけで、印象は大きく変わります。

逆に、目が泳いでいたりそわそわしていると「この人、話をちゃんと聞いてくれてるのかな?」と不安を与えてしまうのです。

集中すると“空気”が変わる

私自身の経験ですが、ある商談でお客様が一切カタログを見ず、私の目をじっと見て話を聞いてくれたことがありました。

私もその目に真剣に応えて話し、気がつけば“言葉を超えた本気のやりとり”が生まれていたのです。

結果は──「採用します」のひと言。

特別なテクニックではありません。ただ“相手を真剣に見る”だけ。

にらみつけるくらいの覚悟で見る。そうすると、お客様の本音が自然と引き出されることもあります。

“見る”は“聞いている”というメッセージ

営業における「目線」は、言葉以上に大事なコミュニケーションツールです。

  • 関心を持ってくれている
  • 話をしっかり聞こうとしている
  • 私のために向き合ってくれている

こうしたメッセージが、目線ひとつで伝わります。

真剣に見る・聞く・うなずく──それだけで信頼が生まれるんです。

緊張しない営業への近道とは?

緊張をなくすには「準備」と「集中」の2つが大事です。

  • トークスクリプトやロープレで準備する
  • そして本番では、あえて準備を“手放す”

準備をしてきたからこそ、自信を持って「目の前のお客様」に集中できる。

すると会話は自然に流れ、緊張もすーっと溶けていくんです。

実践編|営業前の緊張を一瞬で和らげる裏ワザ

どうしても緊張してしまう場面で、ぜひ試してほしい方法があります。

それが──「背中を落とす」という動作。

背中の真ん中あたりを「ストン」と落とすイメージをすると、胸が開き、堂々と見えます。

そして意識が「自分の背中」に向かうことで、緊張という概念自体が消えていきます。実際にプロのアナウンサーが実践しているノウハウですので裏付けがあります。

この姿勢だけで、集中力が自然と高まり、会話もスムーズに。

まとめ|緊張も沈黙も“信頼のチャンス”

営業で緊張するのは悪いことではありません。

大事なのは、「自分目線」から「相手目線」へと意識を切り替えること。

  • 相手の目を見る
  • 真剣に話を聞く
  • 背中を落として堂々と向き合う

この3つだけで、あなたの営業は変わります。

沈黙や緊張の瞬間こそ、信頼を築くチャンスです。

ぜひ今日から、実践してみてください。

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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