初回商談で好印象を与える3つのコツ

初回商談が怖いと感じる背景

初めてのお客様との商談は、誰にとっても緊張するものです。
「第一印象で失敗したらどうしよう」と不安になるのは自然なことですが、ちょっとした工夫で安心感と信頼をつくることができます。

テーマ①:最初の「ありがとうございます」に心を込める

商談の冒頭で必ず言う言葉があります。
「今日はお時間をいただき、ありがとうございます」

慣れてくると流れ作業になりがちですが、ここで差がつきます。

  • 冷たく言えば「なんで会ったんだろう」と感じさせてしまう
  • 無表情なら「本気じゃないな」と思われる
  • 嬉しそうに伝えると「この人に会ってよかった」とプラスに変わる

同じ言葉でも、声のトーンや気持ちの込め方で意味が大きく変わるんです。
言葉の文字ではなく“思い”が自然と伝わる、これを忘れないようにしましょう。

テーマ②:出会って3秒で雰囲気を決める

第一印象は出会って3秒で決まると言われています。
ここで大切なのは「表情・声のトーン・間」の3つ。

笑顔がなく淡々とした声なら「冷たい人だな」と思われます。
逆に、笑顔と温かい声は「安心感」を与えます。

初回商談では内容よりも雰囲気が先に伝わります。
最初の3秒で「この人いいな」と思っていただけるかが勝負です。

テーマ③:相手のホームグラウンドを作る

商談は自分の土俵ではなく、お客様が安心できる場にすることが大切です。
そのためには「温かく包み込むイメージ」で話しましょう。

「今日はお時間をいただきありがとうございます」と伝えるとき、
「他の予定を差し置いて会ってくださった」という思いを込めると、声や表情に自然と優しさが生まれます。

それがお客様にとってのホームグラウンドを作り、信頼を得る第一歩になるのです。

まとめ

営業は最初の3秒で決まります。

  • 「ありがとうございます」に心を込める
  • 表情・声・間で雰囲気を作る
  • お客様が安心できるホームグラウンドを意識する

この3つを実践するだけで、初回商談の空気は劇的に変わります。

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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