営業がうまくいかない経営者の共通点とその改善策

営業がうまくいかない経営者の共通点とその改善策

なぜ一生懸命なのに成果が出ないのか?その背景にある“ズレ”

営業を頑張っているのに成果が出ない。反応が悪い、価格で負ける、継続提案が通らない。そんな悩みの原因は、実はあなたの才能ではなく「やり方」にあります。

焦りや売り込み感が出てしまい、毎回ぶっつけ本番になってしまう。このズレを整えるだけで、営業は驚くほど楽になり成果が出るようになります。

共通点① 売りに行ってしまっている

多くの経営者が無意識にやってしまうのが「売ろう」というスタンスで相談に入ることです。

売り込みの姿勢は相手の警戒を必ず生みます。

相手の欲求や困りごとを聞き、その上でお役に立てることを一緒に考えていく──この立ち位置こそが信頼をつくり、心を開いてもらえる姿勢です。

売りに行くのではなく、お役立ちに行く。ここが大前提になります。

共通点② 第1声で商談の空気が決まる

第1声の質が成果を左右します。曖昧な入り方になると焦りが生まれ、説明が長くなり、売り込み感につながってしまいます。

逆に第1声が型として決まっていれば、落ち着いて相談に入れて相手も安心します。

営業がうまくいく人とうまくいかない人の分岐点は「第1声を決めているかどうか」。

挨拶の仕方、最初のひと言、そして続く質問。この順番が固定されているだけで、商談全体の空気が大きく変わります。

共通点③ 準備と練習が不足している

営業は「心構え」「準備」「練習」の3つで決まります。

心構えは“お役立ち”。
準備はストーリーとスクリプトづくり。
練習はロープレや声出しなどの実践です。

プロの選手は必ず練習します。でも営業になると一か八かで臨んでしまう人が本当に多いんですね。

ただし、練習には注意が必要です。

自分とタイプが全く違う人からアドバイスを受けると、検討違いの方向に迷ってしまうことがあります。

正しい型に沿った準備と練習が成果につながるのです。

改善策|今日から変わる3つのポイント

  • お役立ちの姿勢で相談に入る
  • 第1声の型を作り、焦らない土台をつくる
  • スクリプトを整え、正しい方法で練習する

3つが揃うと焦りが消え、落ち着いて話せるようになります。商談が楽しいと感じられるようになり、結果も自然とついてきます。

まとめ:営業がうまくいかない経営者の共通点と改善策

営業でつまずく原因は
「売りに行ってしまう」
「第1声が曖昧」
「準備と練習不足」
この3つに集約されます。

逆に改善策はとてもシンプルです。

お役立ちで相談に入り、質問で引き出し、第1声の型を練習するだけ。
これだけで営業は劇的に変わります。

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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