営業は何学部?大学生必見!営業職になるにはどの学部が適している?

営業は何学部?大学生必見!営業職になるにはどの学部が適している?

営業という言葉を聞いたとき、多くの人が「どの学部に属するかわからない」と思うでしょう。実は、営業はどの学部にも属していません。では、営業職に携わるためにはどのような学部が適しているのでしょうか?営業に適した学部について探っていきましょう。
営業は何学部?大学生必見!営業職になるにはどの学部が適している?

営業に適した学部とは

営業は、どの学部に属しているといい切れません。将来、営業に携わるためには、どのような学部が適しているのでしょうか?

営業には、コミュニケーション能力や交渉力などが必要となります。人文科学系や社会科学系などの学部が、営業に適しているといえるでしょう。

専門高等学校のように、将来の職業に直結する教科として常勤講師から営業をみっちり学べる大学は現時点では見受けられません。

文部科学省 高等学校学習指導要領における職業に関する教科の目標
出典:文部科学省 高等学校学習指導要領における職業に関する教科の目標

グーグルで営業学と検索しても、学部探しの参考になりそうな検索結果はありませんでした。

ヤフー知恵袋の投稿で興味深い質問と回答を見つけましたのでご紹介します。もし、大学が営業学の常勤講師をおくなら次のような条件が必要となるでしょう。

  • 現場経験がある。
  • 机上の空論ではい講義が出来る。
  • 受験生の集客力がある。

大学が営業学をおかない理由を考えてみました。

  • 企業によって営業の風土・文化が異なる。
  • 企業に入って営業活動する機会を得られにくい。
  • 企業に入ってから営業を学んでも遅くない。

インターンシップや職業体験が活用できるでしょう。しかし、営業は奥が深いので「たった1か月でどれほど実力がつくのか」と懐疑的にならざるを得ません。

  • 質問
    なぜ大学では「営業学」という学科がないのですか?
  • 回答
    問題は、担当教員だと思います。おそらく現場のノウハウを持つ人を採用することが必要だと思いますが、そのような人は、大学における既存の採用要件(院卒で論文が必要)を満たさない場合がほとんどだと思います。

出典:ヤフー知恵袋

実際、私の知人を見ると次のように出身の大学の科目はバラバラです。知人を洗い出したところ、文系に比較的多い傾向がありました。しかし、理系もおられます。「文系だから営業」と言い切れないのです。

  • 経営学部
  • 法学部
  • 経済学科
  • 総合情報学科
  • 心理学科
  • 社会福祉学科
  • 国際学科
  • 理学部

具体的には、以下のような学部が営業に適しているといわれています。

商学部

商学部は、経営学や経済学・会計学・財務学などの専門的な知識を学びます。これらの知識を身につけることで、ビジネスの基本的な理論や戦略を理解し、データを数字で読み取る力が養われるでしょう。私の友人の営業パーソンは商学部で簿記2級を取得して、借方貸方の基礎知識を得て営業活動に活かしています。交渉力という点で、数字に強くなることは有利でしょう。
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文学部

文学部では、言語や文化・歴史などの人文科学的な知識を学びます。これらの知識を身につけることで、顧客とのコミュニケーションや商品のブランディングなど、営業活動に欠かせないスキルを身につけられます。異なる文化や風土が背景にある相手でも、違和感なく対応できる力が備わる可能性があります。

社会学部

営業は何学部?大学生必見!営業職になるにはどの学部が適している?
社会学部では、社会の仕組みや構造、文化や価値観などを学びます。これらの知識を身につけることで、顧客ニーズの把握やマーケティング戦略の立案など、社会背景から読み取る力が身につくでしょう。朝起きて、日本経済新聞を読んで、得た知識のなかから、自社の商材や業界にどのような影響があるのか、考える力を養える可能性があります。営業活動に必要なスキルといえるでしょう。

人文科学系学部

人文科学系学部では、人間の心理や文化、社会、芸術などについて学びます。営業はコミュニケーションの連続です。私は、社外であれば顧客が、社内であれば職場のメンバーがみな、顧客だと総じて捉えています。人間の心理面を学び知識を身につけることで、商品やサービスに対する顧客のニーズや課題を把握し、営業活動に活かせるでしょう。大切なのは、得た知識を実践できるかどうかです。知識だけで頭でっかちになっている営業パーソンは活躍できないからです。コミュニケーションを実践できる力を身に着けましょう。

法学部

法学部では、法律や契約などの知識を学ぶことができます。これらの知識を身につけることで、営業活動における契約や法的なトラブルなどを避けることができます。私は、法学部出身で、契約関係の基礎知識を営業活動に生かしていました。法律と法律の関係性を学べたのは役に立ったと感じています。

営業に携わるためには、以上のような学部が適しているでしょう。営業に必要なスキルは大学のなかだけで身につけることはできません。実際に営業現場で働き、経験を積むことが重要です。

営業に携わるためには、どの学部が適しているのかという問いに対して、営業にはコミュニケーション能力や交渉力が必要であるため、人文科学系や社会科学系の学部が適していると言えます。
営業は何学部?大学生必見!営業職になるにはどの学部が適している?
学生の段階でさまざまな年齢層の方と話をしたり、アルバイトやサークルなどで人間関係を構築したりと営業活動に活かせることは学内にとどまりません。

あなたの能力を活かせる仕事選びをしていきましょう。

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2003年、22歳から営業マンとして18年経験。2017年の配置転換を機に営業ノウハウを体系化。1000件以上の顧客との商談実績。500人以上の営業相談に応じてきた実績。無形商材・有形商材の営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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