初回商談で信頼をつかむ!経営者が知るべき営業トーク術

初回商談で信頼をつかむ!経営者が知るべき営業トーク術

初回商談で「この人に任せたい」と思われるために

初対面で信用されない。相談の第一声が弱く見える。高額商品の時ほど頼りなく映る。そんな悩みを抱える経営者は少なくありません。

実は、営業がうまくいかない原因の多くは「話し方そのもの」よりも、その前の準備と印象づくりにあります。ここを整えるだけで、相談したくなる営業へ一気に変わっていきます。

初回商談は「話す前の信頼づくり」がすべて

商談の成果は、いかに信頼を得られるかで決まります。扱う商材が高額になればなるほど、お客様が求めるのは信頼・安心・確信です。

金額が大きくなるほど、最初の一言や雰囲気の影響がどんどん増していきます。

  • 数千円の商品
  • 数万円の商品
  • 数十万円の商品
  • 数百万円の商品
  • 数千万円〜億単位の商材

こういった金額を扱う前提で、営業の第一声が軽く聞こえれば、その瞬間に「この人で大丈夫だろうか?」と不安が生まれてしまいます。

「自分らしさ」だけでは信頼は生まれない

営業の世界では「自分らしさを大事に」という言葉もあります。ただ、自分らしさがそのまま過ぎると「おいおい…」と思われる印象になることもあります。

まず大切なのは「相談したくなる印象づくり」です。これができて初めて、個性や人柄が生きてきます。

頼れる印象は“口の縦開き”で作れる

営業の第一印象を左右するのが「あ行」の発音です。
信頼される営業は、口を縦に開いて話すんですね。

横に開く笑顔は柔らかい印象。
縦への開きは信頼感・安心感がアップします。

実際にやってみましょう。

「あ」
指が縦に3本入るくらいの幅で開きます。この“3段ベッド”の形が理想です。

一度声に出してみてください。

あ → え → い → お → う

短い練習でも声の質が変わり、印象がはっきりとしてきます。

印象を変えるカギは「賢そうに話そう」という意識

声の印象は「思考」で決まります。
賢そうに話そう、落ち着いて話そうと思うだけで、声は驚くほど変わります。

暗い声は頼りなく聞こえます。

「こんにちは…どうも…」

しかし意識を変えるだけで…

「こんにちは。いつもお世話になっております。」

この差が、お客様が相談したくなるかどうかを決めてしまうんです。

印象を決める3つの柱

  • 賢そうに話す意識
  • 口の縦開きと滑舌
  • 姿勢の整え方

ここが整うだけで「安心できる」「信頼できる」「また会いたい」という印象が自然と生まれます。そして、この土台ができて初めて“自分らしさ”が魅力になります。

まとめ|信頼される話し方は誰でも作れる

口の縦開き、賢そうに話す意識、姿勢。この3つを整えるだけで、初回商談の印象は劇的に変わります。

自分らしさは、信頼される土台が整ってから。
その順番だけ間違えなければ、どんどん成果は上がっていきます。

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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