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商談で必ず押さえるべきクロージングポイント
営業の現場で起きがちな課題
営業の流れは「アプローチ」「プレゼンテーション」「クロージング」の3段階です。
特にクロージングは商談の最後の大一番。ここを外すと、せっかく前のめりになったお客様も「また今度」に変わってしまいます。
今日は、売れる営業が使う10のクロージングフレーズと、つい言ってしまうNGフレーズを交えて具体的に解説します。
アプローチ
お客様に「この話を聞きたい」と思ってもらう時間。信頼関係を築きながら興味や関心を引き出します。
売れない営業は、ここでいきなり「今日は新商品をご案内します!」と説明を始め、相手を構えさせてしまいます。
プレゼンテーション
お客様の欲求や課題を具体化し、「真剣に解決しなければ」という気持ちを高めてから解決策を提示します。
状況を聞かずに機能ばかり説明するのは逆効果です。納得が高まった後にこそ説明は響きます。
クロージング|売れる営業が使う10のフレーズ
1.お客様から契約の話をしてもらうためのフレーズ
- 「どのように感じられますか?」
軽い感想を聞くことで安心感を与えます。いきなり「ご契約いかがですか?」と迫るのはNG。 - 「それによって、どのようなことが起こりそうですか?」
未来の変化を自分の言葉で語ってもらう質問です。イメージが強くなるほど契約意欲は高まります。 - 「この商品の価値についてはどのように感じておられますか?」
機能ではなく価値を意識させることで価格の抵抗を減らします。 - 「ということは、どのようにすればいいと思っておられますか?」
お客様自身の言葉で「導入する」と言ってもらうための質問。説得ではなく引き出すのがコツ。
2.お客様の本音を聞くためのフレーズ
- 「◯◯さまはどうお思いですか?」
一歩踏み込み、より明確な意見を聞き出します。 - 「本音のところ、どう思っておられますか?」
遠慮を外してもらう質問。本音が分かれば提案は的確に調整できます。
3.商談決定後も質問を続けるためのフレーズ
- 「何かお聞きになりたいことはございませんか?」
小さな疑問を解消するための最終確認。 - 「では具体的に進めていきましょうか?」
納得を前提に、自然に契約の流れに入ります。強く言わず柔らかく伝えるのがポイント。
4.反論を切り返すためのフレーズ
- 「ご自身はどう思っておられますか?」
「考えたい」「相談したい」という反論が出た時に、本人の意思を確認します。 - 「あと考えるのはどういうところですか?」
残っている不安を明確化し、解決策を一緒に考えます。
クロージングの4つの柱
- お客様から契約の話をしてもらう
- お客様の本音を聞く
- 商談決定後も質問を続ける
- 反論を切り返せる
この4つが揃えば、押し売り感ゼロで納得の契約につながります。
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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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