ご質問ご回答Q&A

営業を始めて半年。クレームで営業に向いてないと感じています。

●質問

営業を始めて半年近く経ちました。

はじめの方は、営業現場だけでなく日常生活においても、人見知りすることなく会話をでき、すぐに仲良くなれて、半年たっても覚えてもらっているのが、営業に向いていると自負しておりました。

人当たりがよくて営業に向いているねと周りからお褒めの言葉ももらったりで調子よくすすんでいました。

しかし、ここにきて、噛み合わない方には必ずといって良い程、空回りをしてしまいます。

顧客のことを思って行動したことなのに、しつこいとか、それは必要ですか?とクレームを受けてしまいました。

それが原因で、新規でお会いする顧客にも、不愉快にさせていないか気になって会うのがつらくなってきて、自分は営業が向いてないのではと思っています。

どうしたものかと困っています。

アドバイスあればお願いします。

● 回答

半年間営業をされて、褒められて営業に向いていると思ったり、クレームを受けたと感じて向いてないと思ったり感情が揺れ動いている感じなのですね。

ポイントは、「顧客のことを思ってしたこと」にあります。

というのは、あなたが顧客のことを思ってとった行動が、顧客が求めているとは限らない、ということです。

なぜなら、まずはじめにどんなことを求めているかを聞くことが顧客にとって重要だからです。

例えば、あなたが顧客のためにと思ってしようと思っていることを顧客の役に立つか聞いてみるとよいのです。

ダイエットしようとしている人に山盛りのチョコレートをあげたらどんな反応をするでしょうか?ひとによっては「いまダイエットをはじめようと思ったばかりなのに!」嫌がられるかもしれません。

ダイエットしていると知っていれば砂糖の少ないシュガーレスのチョコレートをあげると喜ばれるでしょう。それと同じなのです。

もし、あなたが商品やサービスの売り込みばかりが目的で顧客に行動しようとしているならばそれは嫌がられるでしょう。

あなたが顧客の役に立ちたい、お手伝いしたいという気持ちで顧客に行動しようとしているならばそれは受け入れられる可能性が高まります。

だから、あなたが顧客に対して「どんなことを求めているか」聞いてみるのが良いと私は思います。

それが顧客にとって価値があるのかを確かめてから行動するということです。

試してみてくださいね。

動画のご紹介

顧客のためにしたことなのにクレームを受けてしまった。という質問者

さてポイントはどこにあるでしょうか?

顧客への質問がカギになります。状況を聞くか聞かないかで大差がついてしまうのです。

くわしく音声で解説しています。

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2003年、22歳から営業マンとして18年経験。2017年の配置転換を機に営業ノウハウを体系化。1000件以上の顧客との商談実績。500人以上の営業相談に応じてきた実績。無形商材・有形商材の営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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