
営業の商談をパソコンのキーボードで記録したほうがいいですか?
●質問
先輩の商談に同席させてもらいました。
先方のお客様はお1人でした。
先輩は、お客様の話をノートパソコンに打ち込んでおられました。
手慣れた手つきで打ち込んでおられるので、私は隣にいて感心していました。
私はブラインドタッチはできるのですが、先輩ほど早くありません。
私がメインで商談するときは、なるべく先輩のように、ノートパソコンで記録したほうがいいでしょうか?
● 回答
メモとボールペンで手書きで記録することをお勧めします。
なぜなら、あなたがノートパソコンで、打ち込むのが遅いと、お客様を待たせることになってしまうからです。
商談の会話がどれだけうまく進んでいたとしても、打ち込みが遅いおかげで足を引っ張ってしまう可能性があるのです。
例えば、過去に私がある営業マンの商談に同席した事例でこんなことがありました。
新人の男性の営業マンだったのですが、ブラインドタッチが出来る人でした。
しかし、彼は商談中に、ブラインドタッチをすることに気がいってしまい、記録をいかにきれいに残すかを気にしていたのです。
私は横で座っていて、お客様のお顔を見たら退屈そうにしていました。「これじゃ契約できないなと」私は思って、「手書きのメモのほうがいいと思うよ」と伝えたことがありました。
結果的にその商談はうまく行きませんでした。
要因の1つとして、ノートパソコンでブラインドタッチで打ち込む作業が、商談のリズムを狂わせてしまったと私は思います。
いっぽうで「私は問題なくブラインドタッチができて、気が散ることがありません。」という人もいるでしょう。本当に商談に集中できているのであれば、それでもOKです。
最大の問題は集中できているかどうかなのです。
ですから、ノートパソコンでの記録にこだわることなく、手書きのメモで対応できると私は思います。
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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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