中小企業診断士の初回相談を顧問契約へつなげる3つの聞き方
初回相談で専門説明より先に聞くべきことは何でしょうか?
中小企業診断士の営業では、知識や実績を早く示したくなります。ところが初回相談の相手は、制度や分析手法よりも、自社の悩みをわかってもらえるかを見ています。専門性は、相手の言葉を聞いたあとに出すほど伝わります。この記事では、単発相談で終わらせず、顧問契約へ近づける初回面談の聞き方をお伝えします。最後までご覧ください。
中小企業診断士の営業が説明過多になる理由
診断士の相談では、補助金、事業計画、財務、組織、人材など話せる材料が多くあります。だからこそ、最初に全部説明すると、相手は「詳しい人だ」とは思っても「うちに必要な人だ」とは感じにくくなります。
専門用語が先に出ると判断材料がぼやけます
経営者が求めているのは、知識の量ではなく、自社の状況に合う判断です。専門用語が増えるほど、相手は理解に追われます。私は、相手の現状と欲求を聞き切ってから、必要な言葉だけを選びます。
顧問契約は課題の継続性から生まれます
顧問契約につながるのは、単発で終わらない課題が見えたときです。売上、採用、資金繰り、業務改善など、毎月見直す必要があるテーマを相手の言葉で確認できると、継続支援の意味が伝わります。
顧問契約へ近づける3つの聞き方
今いちばん気になっている経営課題を聞きます
最初に「今いちばん気になっていることは何ですか?」と聞きます。ここでいきなり解決策を出さず、背景を確認します。売上の問題に見えても、実際には人材、価格、導線、社内の役割分担が絡んでいることがあります。
どうなれば安心できるのかを聞きます
次に「どの状態まで行けば、ひとまず安心できますか?」と聞きます。欲求を数字だけにしないのがコツです。経営者が求める安心、判断しやすさ、社内の納得感まで見えると、提案は診断書ではなく伴走計画になります。
毎月確認したい指標を一緒に決めます
最後に「毎月見ておくと判断しやすい数字は何でしょうか?」と聞きます。ここで顧問契約の土台ができます。月次で確認するテーマが明確になれば、支援の頻度、範囲、報告方法を自然に提案できます。
営業Q&A
初回相談で無料アドバイスを出しすぎない方がいいですか?
回答
出しすぎない方が安全です。方向性は示しても、細かな実行手順を全部渡す必要はありません。まず課題の全体像を整理し、継続して確認すべき点を一緒に見つけることが大切です。
顧問契約を提案するタイミングはいつが自然ですか?
回答
相手が「これは一度で終わらない」と理解した直後です。月次で見たい指標や判断テーマが出てきたら、「ここは毎月一緒に確認すると進めやすいです」と静かに提案します。
まとめ
顧問契約につながる初回相談の聞き方を、3点で解説しました。専門性は、相手の課題に結びついて初めて価値になります。
- 今いちばん気になる経営課題の確認
- 安心できる状態を聞く欲求整理
- 毎月見る指標を決める継続支援の入口
次の相談では、説明資料を開く前に「今いちばん気になっていることは何ですか?」と聞いてください。相手の言葉から始めるほど、提案は顧問契約に近づきます。応援しています。
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