異動で自己紹介【スライド・パワポ】5分で話すコツ
異動や転職で営業になり、新しい部署で自己紹介が必要になったあなたのために、パワーポイントで自己紹介するコツをご紹介します。自己紹介のやり方によって、相手に伝わる印象はさまざま。部署のメンバーとは、これから長くお付き合いすることになります。教えてもらったり、相談したりしやすくなると、あなたの営業活動がより効率的に。いくつかのポイントをおさえるだけで、好印象な自己紹介ができます。この記事を読んでいただくことで、すぐに自己紹介のパワポの作成作業に取りかかれます。最後までご覧ください。
こんな人におすすめの記事です。
- 上司から「部署のメンバーに自己紹介を」と言われた。
- 何から手をつけていいかわからない。
- 明日までにスライドを仕上げたい。
- 他の人がどんなコツを押さえて、パワポを作っているか知りたい。
- パワーポイントを見てもらうだけで、自己紹介できるようにしたい。
これから一つひとつ見ていきましょう。
実例サンプル3選
ビジネスシーンで社会人が、どのような自己紹介をしているのか、実例を見てみましょう。実例を見ると大まかなイメージをつかめて、あなたのパワポ作りを想像するきっかけになるでしょう。
上記のスライドや動画は、いずれも参考になると思います。よりあなたらしい自己紹介を作るために、次の章以降でポイントを見ていきましょう。
自己紹介 パワーポイント(パワポ)のスライドをつくる手順
パワーポイントでスライドをつくりはじめる前に、たった5分でよいので手順を決めておきましょう。手順を決めることで優先順位が明確になり作業がはかどります。
相手にどのような印象を与えたいのかを決める
あなたが自己紹介をする相手に、どのような印象を与えたいですか?与えたい印象を決めることで、何を用意するのか決めやすくなるのです。
- 親しみやすい印象
- 頼りがいのある印象
- 話しかけやすい印象
などです。
与えたい印象を決めておかないと、材料選びに迷ってしまうことでしょう。
メラビアンの法則をご存知でしょうか?相手に与える印象は視覚情報が55%と半数以上を占めています。スライドも視覚情報のひとつですね。スライドの文章も大切ですが話し方も相手の印象を大きく左右します。
構成を決めて材料を集める
与えたい印象が決まったら、全体の構成を決めます。構成を決めることで、スライドを作る段階で材料をどこにおくのか、イメージがつきやすくなります。紙に書き出すなどで、整理してみましょう。構成に基づいて必要な材料を集めます。
スライドづくり7つのコツ
構成と材料が用意できたらスライドをつくりはじめましょう。パワーポイントで用意した材料をスライドに当てはめます。文章は次の3つのポイントを押さえると見やすくなります。
- 文字は大きく
- 余白をもうける
- シンプルに短く
- 箇条書きにする
- 字体はメイリオ
- おしゃれな背景を選ぶ
- 事前に誰かに見てもらう。
文字は可能な限り大きくしましょう。小さい文字だと読む気にならない人がいるからです。
余白があることで文字が強調されるので見やすくなります。
文章はなるべく短くして口頭で補足しましょう。
長々しい文章にせず、箇条書きで書き出しましょう。次の章で示している事例のように、コロン「:」で字の並びを揃えると読みやすくなります。
パワーポイントでは字体を選べますが「メイリオ」が読みやすいでしょう。
パワーポイントでは気に入った背景を選べます。あなたのイメージに近い背景を選んでみましょう
あなたが作ったスライドを本番で話す前に知り合いに目を通してもらうとより安心ですね。
下記を参考にしてください。
話がニガテでも面白い自己紹介をするには
「私は話すのはニガテ」という方でも、スライドに何を書くかで、印象に残るかどうか差がひらきます。書いたことをどのように話すかもポイントです。コツをおさえて何を話すかを、あらかじめ準備できていれば面白い自己紹介になるでしょう。
自己紹介スライドに何を書くか
自己紹介スライドには、次の項目を書くことが考えられます。立場や話す状況によって、書く項目は変わります。あなたにとって必要な項目を、選んで書くとよいでしょう。
- 氏名 :パワポ太郎
- 部署名 :営業一課
- 役職 :営業サブリーダー
- 役割 :首都圏の中小企業の一部を担当
- 資格 :キャリアコンサルタント
上記の項目だけでは、「少し味気ないな」「人柄が伝わる自己紹介をしたい」と感じる人もいるはず。ありきたりな情報を並べただけの自己紹介より、「共感を持ってもらえる」「仲良くなってもらえる」「雑談しやすくなる」自己紹介を私はオススメします。
はじめて自己紹介するとき、部のメンバーは「どんな人なのだろう」と思うはず。「話しかけやすい」人と思ってもらうことで、これから入ってくる情報量が多くなるでしょう。面白い自己紹介が、営業活動をラクにするポイントと言えます
面白い自己紹介のコツ
意外性を持たせるのが面白い自己紹介のコツです。「えっそうなの?」と思わせて「なるほど」となると、笑いが起こって場が和みやすくなります。1枚のスライドにひとつのネタを仕込んでおくと聞いている側が飽きません。
営業マンのAさんは自己紹介で「営業になるとは思っていなかったのでビックリした。戸惑いもありましたがスグ切り替えて、今は前向きに頑張ろうと思っています。」とおっしゃっていました。営業への異動の言い渡しがあった当時のAさんの気持ちが伝わってくる話し方でした。このようにあなたの過去の経験やエピソードから意外なことを引き出してネタにするのも手です。
経歴には失敗談・苦労話を入れる
あなたは他人の失敗談や苦労話を聞いて、身近に感じることが今までありませんでしたか?失敗談や苦労話を聞くと、自然と共感が集まるものです。「失敗や苦労のウラ側には努力がある」と無意識に感じるからです。
- Bさん 「もともとはダメ営業マンで反省文を何枚も書いたけど、今ではトップセールスになれた。」
- Cさん 「営業マンとして努力して、トップセールスマンになった。」
Bさん、Cさんのどちらが身近に感じましたか?
ビフォー・アフターにギャップがあればあるほど、人は興味関心をもつもの。大袈裟に言う必要はありませんが、あなたの経歴の中で、印象的な失敗談や苦労話を思い出してみましょう。
◯◯事件でひきつける
もう一つ面白い手法があります。「◯◯事件」と、エピソードに勝手に名前を付けて紹介するのです。ただのエピソードとして紹介するよりも、「何があったのだろう?」と、興味をもって聞いてくれるからです。
Dさんは自己紹介で「コンビニ事件」と言いはじめて、とあるコンビニの前で上司と話しているときに、営業への異動の可能性をほのめかされたと話してドッと笑いを起こしました。
資格・受賞歴は強調しない
保有資格や受賞歴は強調せずにさらっとイヤミにならないようにしましょう。カタい印象の保有資格者の場合、資格のイメージだけが先行してしまいがちだからです。
社会保険労務士のEさんは「私は社労士ですが、遠い昔にとった資格なのでほとんどあてになりません」と言って、場を和ませておられました。
資格をアピールして「私はすごいんだ」という印象を植え付けてしまうと、あとあと距離が縮まりにくいので、気をつけましょう。
笑顔の写真(仕事)を入れる
スライドには必ず写真を入れましょう。仕事の写真はカタい印象になりがち。証明写真のような堅苦しい写真ではなく、笑顔の写真を入れること。親しみを持ってもらいやすいからです。身振り手振りを使って話そうとしている写真がいいですね。
あなたの自己紹介が対面でもオンラインでも、その場にいなかった人が後から見てあなたの印象が残るのもメリットです。会ったことが無い方でも「自己紹介のスライド見ましたよ」と、会話のきっかけにもなります。
趣味や家族の写真を入れる
プライベートの写真を1枚入れましょう。「こんな一面もあるんだ」と思ってもらえて親近感を持ってもらえます。
ジョギングやサッカーなどスポーツをしている写真や、子供との写真などです。部署のメンバーと共通の趣味があると話題にもなります。
話さなくてもパワポ5枚で自己紹介するには
スライドを見せるだけで自己紹介する場合は、次の5枚で流れを作るとよいでしょう。話さなくても相手にあなたの人柄を伝えられるように工夫しましょう。
- 1枚目:あなたの仕事の写真・氏名・役職・役割
- 2枚目:経歴で失敗談や苦労話をする
- 3枚目:趣味・家族の写真でプライベートの一面を見せる。
- 4枚目:あなたが今の部署に来るきっかけエピソード
- 5枚目:抱負・未来を語る
営業Q&A
●質問 5分で営業への部署異動に伴う挨拶をするには?
営業への部署異動に伴う挨拶を5分する必要があります。
本社管理部門から営業部署に異動することが決まりました。
私の会社では、営業部署に異動した人は、はじめに自己紹介として5分のプレゼンをすることになっています。
今までプレゼン自体経験がないので、どのように話を進めるか困っています。
営業部署の上司からは「本人次第で自由だから思った通りにやれば良い」と言われています。
聞いている人が退屈しないようなプレゼンをしたいなと思っています。
話の進め方についてアドバイスいただけると助かります。
● 回答
営業部署に異動になって初めての自己紹介プレゼンで困っておられるのですね。
5分の自己紹介プレゼンは長い方だと私は思います。工夫しないと聞いている人は飽きてしまう可能性が高いですね。
ポイントは3つあると思います。
- 笑いを取る。
- 自己開示する。
- 決意・夢を語る。
なぜなら、笑いを取ることで営業部署のメンバーと距離を縮め、自己開示することによって親近感を持ってもらい、決意や夢を語ることによって共感してもらえるからです。
笑いを取るポイントは、「自分のちょっとした失敗談」が結構使えます。その場に居る人がクスッと笑ってしまうような、ささいなことで構いません。
ちょっとした失敗談は人に共感してもらえるので、自分も相手も傷つくことなく笑いをとりやすいです。
例えば「プレゼン前に緊張して、ボールペンをさっき落としちゃいました。」くらいの簡単なことでもいいのです。
自己開示とはできる範囲で自分を内面をだすことです。自己開示をするポイントは、あなたが今まで本社管理部門で学んできたことを、あなたがどう感じて、どう思っていたかも含めて伝えられるといいですね。
例えば、「 本社管理部門では、○○の業務を担当していました。当時の上司の□□さんには、入社当時からとてもお世話になって厳しく指導してもらいました。そのおかげで△△ができるようになり、今があります。とても感謝してます。」などというエピソードです。
あなたが乗り越えてきた経験を話せると、共感が生まれると思います。
決意や夢を語るポイントは、あなたが新しく営業部署で扱う商品サービスをとうして。こういう世界を創っていきたい、こういう社会をつくっていきたい、こういう会社にして行きたいなどです。これらの一つでもしっかり用意しましょう。
それによって、社会貢献して行きたい、自分の成長して行きたい、などが話せるとさらにいいと思います。
その上で今のあなたの課題を合わせて、少しでも話せると、いいですね。例えば「今までは内勤だったので社外の人とあまり接することはなかったので心配ですが、早く一人前になれるように努力します。」というような感じです。
この3つをおさえつつ、あなたらしい言葉でプレゼンにできれば、いい自己紹介ができると思います。
一番大切なのは、あなたの言葉で話すこと、思いを伝えることではないでしょうか。
ちなみに、かつての同僚で、部署異動で営業になった方で、自ら挨拶のプレゼン資料を作ってこられた方がおられました。学生時代のクラブ活動や、前部署でのエピソードなど工夫してプレゼン資料にして、スライドを見せつつ飽きさせない内容だったのを覚えています。
あなたを応援しています。プレゼン頑張って下さい。
まとめ
異動や転職で営業になった方が自己紹介するコツを見てきました。いかがでしたか?パワーポイントのスライド作りのコツが掴めたはずです。
今やることの大切さ
- 何とかしたい!
- 今日こそ!
- もう仕上げたい!
焦っているだけではどうにもなりません。
まずは行動してみましょう!
あなたの挑戦を応援します!
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