断られにくい営業の秘密とは?

営業で断られる本当の原因とは?

商談が盛り上がったのに本題に戻せない、いい提案をしたのに「また今度」と言われる。
多くの営業が直面するこの現象、実は「商品が悪いから」でも「押し売りだから」でもありません。
原因はシンプルに“会話のリズム”を整えられていないことにあります。

リズムを整える切り返しの言葉を知っていると、自然に話を進められ、断られにくい商談に変わります。

切り返しフレーズ① 「ところで」

最初の秘密は「ところで」です。

これは何気ない言葉に見えて、実は商談における場面転換のスイッチ
雑談から本題に戻せないときに「ところで」と切り出すだけで、相手は違和感なく話題を変えてくれます。

演劇で暗転が入るように、空気を一瞬で変えて次に進める効果があります。

切り返しフレーズ② 「そういう中で」

二つ目は「そういう中で」。

営業マンがやりがちなのは「お客様のお話をまとめてから次に進もう」とすることです。
ところが、それは逆に「誘導されている」と感じさせてしまうことが多いんです。

「なるほど、そういう中で〜」と切り出すだけで、今までの話を自然にまとめつつスムーズに次へ移れます。

お客様に誤解を与えずテンポよく会話を進められるのが、この一言の強みです。

切り返しフレーズ③ 共感を3つ重ねる

三つ目は「共感を3つ続ける」こと。

「なるほど」「そうですよね」「よくわかりました」と3回重ねると、不思議とお客様の話は一区切りつきます。
そのタイミングで「ところで」「そういう中で」を挟めば、相手も満足感を得たまま次の話題に移れるんです。

私自身も現場で悩んでいたときに、この方法を見つけました。
シンプルですが会話の流れを崩さずに切り替えられる、強力なテクニックです。

まとめ

今日紹介した便利フレーズは3つ。

  • 話を切り替える「ところで」
  • すべてをまとめる「そういう中で」
  • 相手の話を止める「共感を3つ」

この3つを使いこなすだけで、商談のリズムは驚くほど整い、断られる確率はぐっと下がります。
さらにお客様から「気持ちよく話せた」と思ってもらえる営業に変わっていきます。

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営業指導歴22年。1000件以上の顧客との商談経験。1000人以上の営業相談に応じてきた。ある経営者との出会いを機に営業ノウハウを体系化。元ニートの落ちこぼれ営業を最下位グループからたった1か月で全国300人中トップに一発逆転させた。営業経験・実績に基づいた、わかりやすい営業ノウハウ・セミナーでの解説に定評がある。

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