
初回商談で信頼を勝ち取るトーク5選
初回商談で信頼を勝ち取るトーク5選
最初の商談で「この人、信頼できる」と思ってもらうには?
初回商談は、その後の関係構築において最重要の場面です。
第一印象で信頼を勝ち取れなければ、提案に進むことすら難しくなります。
特に営業初心者にとっては「何を話せばいいのか分からない」と悩む瞬間でもあります。
トーク①:「なぜ今日、お時間を取っていただいたのですか?」
最初に自分から商品の説明を始めると、相手は「売り込みだな」と感じます。
そうではなく、まずお客様の“面談の動機”を引き出しましょう。
たとえば、
「今日はお時間をいただきありがとうございます。ところで、なぜ今回、時間を取ってくださったのでしょう?」
と聞くだけで、自然と本音が出てきます。
信頼の入口を開く一言です。
トーク②:「必要なければ、きっとお時間いただかなかったと思うのですが…」
「なんとなく」「上司に言われたから」といった返答があったときに、もう一歩踏み込む言葉です。
「もし本当に必要がなければ、こうして時間を取っていただくこともなかったと思うんです。何か、気になっていることがあるとすれば、どんなことでしょうか?」
この問いかけが、相手の内省を促し、信頼の土台を築いてくれます。
トーク③:「現状はどんな感じなんですか?」
お客様の現状やお悩みを聞かずに、いきなり商品説明に入っても売れません。
まずはヒアリングから入るのが鉄則です。
たとえば、
- 「現状、どんなお悩みがあるのか?」
- 「今どんな状況なのか?」
- 「何が気になっているのか?」
こうした質問から、お客様の本音を引き出していきましょう。
トーク④:「もしそれが解決できる方法があるとしたら、どうですか?」
ここで大事なのは「解決策の提示」ではなく、「その話を聞いてみたいと思われますか?」という問いかけです。
相手の“聞く準備”を整える一言として、商談の流れをスムーズにしてくれます。
トーク⑤:「それにお役に立つお話しができると思います。お時間とられませんか?」
営業は「売る場」ではなく「お客様のために考える場」です。
相手の話を聞いたうえで、「だからこそ役に立てる」という伝え方が効果的です。
たとえば、
「お話を聞かせていただいてありがとうございます。今日の面談では、今のお悩みに対して、私たちがどのようにお役に立てるか、お話しできると思います」
この一言で、お客様は「この人、自分のために来てくれたんだな」と前向きに受け止めてくれます。
まとめ:信頼される営業は“聞く姿勢”から始まる
初回商談で売り込もうとするのではなく、
「聞く」「問いかける」「相手のために動く」という姿勢が、結果的に信頼を勝ち取ります。
あなたの印象を大きく左右する最初の10分。
ぜひ5つのトークを意識してみてください。


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